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“あおり運転”してきたセダンの運転手が顔面蒼白で立ち尽くしたワケ「相手の顔をよく見てみると…」――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2024年12月11日 15時45分

「驚きました。“よく知っている顔”だったんです。彼は、私が勤める企業に今春採用された新人Aでした。私は営業課長として新人教育を担当しているので、当然Aのことは知っていました」

 Aが矢継ぎ早に暴言を吐き続けるなか、佐藤さんはサングラスを外した。

◆あおった相手が上司だと知り顔面蒼白で立ち尽くす加害者

「Aは何かを言いかけている途中でしたが、私の顔を見た途端、一瞬でフリーズしました。『佐藤課長……?』と、Aの声が震えていたのを覚えています」

 佐藤さんは、「お前、こんなヤツだったのか?」と聞くと、Aは冷や汗をかきながら、「佐藤課長とわかっていたら、こんなことやっていませんよ。本当です」と、言っていたという。

「そんな問題じゃない!」と佐藤さんは叫んだ。すると、Aは、“ヒッ”と小さい声を出して、後ずさりしたそうだ。

「営業に必要なのは、人間力と忍耐力と何度も話したはずだ。一時の感情をコントロールできずに、あおり運転するなどもってのほかだよ。こんなことするヤツに、重要な仕事を任せたいなんて思わない!」と言い放ち、その場をあとにした佐藤さん。

 Aは、顔面蒼白なまま路上に立ち尽くしていたのだとか。

 後日、Aは佐藤さんに謝罪をしたというが、最終的には、会社を辞めた。あおり運転以降、職場でうまく立ち回れなくなったことは言うまでもない。

◆「危険だ!」と感じコンビニに避難

 吉田健司さん(仮名・30代)は、仕事を終えて帰宅途中に、あおり運転に遭遇した。

「1日の疲れが残っていて、穏やかな音楽を聴きながら妻の軽自動車を運転していたんです」

 すると、後方から激しいクラクションが響いたという。バックミラーを見ると、黒塗りのセダンが吉田さんの車に異常なくらい接近していた。運転手の男性Nはイライラした表情だったそうだ。

「何度もクラクションを鳴らし、左右に蛇行しながら迫ってきました。心臓はドキドキして冷や汗が流れていました。私は制限速度を守って走っているのに、Nの態度はますますひどくなっていったんです」

 Nは、吉田さんの車を無理やり追い越そうと、車線を変更し進路を妨害するような行動を続けた。

「これは危険だ!」と感じた吉田さんは、最寄りのコンビニに避難することにしたという。そして、車を停めたと同時に、Nが車から降りてきて……。

「何やってんだ! 邪魔だ!」

 と、吉田さんの車に向かって怒鳴り声を上げた。吉田さんは冷静に対応しようと決心。「警察を呼びます」と告げると、Nの態度は一変し、平謝り状態になったそうだ。

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