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「“営業力”は少年院で学んだ」逮捕歴14回の元ヤンキーが経営者として成功、“超富裕層”になるまで

日刊SPA! / 2024年12月16日 15時48分

大学を中退してからは、何をしていたのだろうか。

「光通信の営業社員として働いて、すぐにトップになりました。楽勝でしたね。僕は少年院で、どんな奴にも気に入られるスキルを身に着けていたから、それが営業をする上で役に立ったんです。そしてサラリーマンをやめて、自分で会社をやることにしました」

どうやって会社を立ち上げたのだろうか。実家からの援助も大きかったのだろうか。

「親からお金を借りたことはありません。家族という意味では一度だけ、資本金500万を祖母からもらったきりです。

でも、その直後に1500万円の車を買ったので、会社としてはマイナス1000万からのスタートですね(笑)。しかも飲酒運転で事故を起こしてしまって、保険もおりずに丸損でした」

しかし、岡さんはめげない。少年院で鍛えた営業力は「営業代行」の会社で、大学で学んだ法律の知識は「法務事務所」で活かされて、事業はどんどん伸びていったという。今では不動産投資やエステサロンも経営していると話す。

◆去年までは「ブランドものに月300万」

気になる彼の暮らしぶりだが、大好きな蕎麦を食べたり、知人のスイーツショップを訪れたり、彼の暮らしぶりは意外と「普通」だ。服はいつもノーブランドで、経営者と言われなければ「どこにでもいる気さくなお兄ちゃん」といった感じだ。

「昔はブランドものが好きでした。名古屋で一番バーバリーを買ったお客さんだったんじゃないかな。毎月300万円以上買うと、コンラッド大阪で行われる新作の受注会に呼んでもらえて。その受注会でも、最低でも300万円以上は買わされるんですけどね。でも、去年からブランド物は全く買わなくなりました」

それはなぜか。

「土地が欲しいと思った時に、すぐにキャッシュで買えないからです。いい物件って、早い者勝ちなんですよ。売りに出たときに『今すぐキャッシュで1000万円用意できます!』って人が電話して、すぐに買っていくんです。土地の早い者勝ちレースに負けて、悔しい思いを何度もしました。

あと、ビジネスの規模が大きくなってきて、新しいことをするのにお金が必要になってきたんです。たしかに僕には相続した土地や会社の株があるから、資産額では数億円を保有しています。でも現預金は、商売をやる上でまだまだ足りていません。

それで、『あのブランドものを買ってなかったら、今ごろあのビルを買えたのかもな』と気づいてしまったんです。そもそも月300万円も服を買っても、全然着ないですしね」

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