「お年玉は全額子供に渡す」子育て歴20年のミニマリストが力説する“隠さない育児”のメリット。性の話もオープンに
日刊SPA! / 2024年12月17日 8時52分
しかし、日常的に「死生観」を話していればもっと冷静でいられたと感じた。あ、兄は奇跡的に後遺症もなく回復してます。
◆人生に前向きになる
日常的に「必ず人生には終わりがある」と話していたら、我が子たちは先に待つ「死」に対して恐怖が少ないように感じている。「前世も来世もない。死ぬと人は【無】になる」。こう話せば、やり直しができないのが人生で、その1回を真剣に生きようと思ってくれる。親の私からすれば大きすぎるメリットだ。
◆おそらく亡くなった後の片付けも容易に
◆おそらく楽になる
YouTubeを観ながら「今死んだら、お葬式のBGMはこれにして」。盛れた自撮りが撮れたら「今お母さんが亡くなったら遺影はこれにしてよ」。花屋さんで可愛い花を知ったら「棺桶は一番安いやつでいいから、この花飾って!」。免許更新のたびに「臓器提供全部丸してるからね」。
その度に我が子からは「こんなロックをBGMにしたら参列する人びっくりするで」「美白加工した画像って遺影にしてええの?」「安い棺桶ってよく燃えるんかな」「酒飲みの肝臓を提供するなんて図々しいで」などとつっこまれながらも、本当にカジュアルに話せている。
ここからは想像の域だが、これだけ日常的に話していれば私が亡くなった後の片付けも比較的容易だと思う。我が子たちは、「面白い母だった」というイメージだけで残りの人生を生きてくれるだろう。自分では子ども孝行だと信じている。死生観は日常から話してよし。
◆隠さないことで築けた親子の関係
「死」「性」「お金」の話題は、親子間でも隠されがちなテーマだが、これらを日常的にオープンにすることで、我が子は人生に立ち向かえる力を得ることができた。そして、隠さず話すことで、この先も相談を受けられる安心感も持てている。
「話しにくい話題を隠さない」ことが、子どもたちの自立や親の安心感につながると実感している。
<TEXT/阪口ゆうこ>
【阪口ゆうこ】
1981年生まれ。整えアドバイザー。片付けや整えについてのブログ「HOME by REFRESHERS」を運営。コラムなどの執筆、セミナー開催を行う。著書に『ゆるミニマルのススメ』などがある。好きなものはビール、宴会、発信すること。嫌いなものは戦争、口内炎、マラソン。Instagram:@sakaguchiyuko___
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