「こんな親切は今まで受けたことがありません」外国人男性が東京駅で驚いた“日本人の対応”
日刊SPA! / 2024年12月23日 8時53分
長野県で行われたスピードスケートのワールドカップの会場にて家族といっしょに(写真提供:ライアンさん)
インバウンド需要に沸いている日本。観光地はもちろん、大きな都市ではどこに行っても外国人の姿が目に入ってくるが、日本に住み、インフレ&物価高の影響を大きく受けている日本人からすると「日本の何がそんなに良いのか?」と疑問に思ってしまうだろう。
そこで、すこし日本にゆかりのある外国人に「日本の印象」を聞くことで、我々が忘れかけていた日本の素晴らしさに改めて気づくことができるかもしれない。
アメリカ・ハワイ州出身で、現在はスピードスケートのアメリカ代表チームのヘッドコーチとして活躍する日系4世のライアンさん(51歳)。日本語はほとんど話せないが、スポーツ通訳者を間に入れて、かつては日本代表のヘッドコーチをしていたこともある。
日本におけるスピードスケートの聖地のひとつが北海道の帯広。ライアンさんも1年間アパート暮らしをしていた経験があり、今でも遠征で訪れることが多いという。
◆東京駅で受けたおどろきの「日本人の対応」
初めて東京駅から新幹線に乗ろうとしたときのこと。異国の地での公共交通手段で不安になり、チケットはすでに購入していたのだが、念のためみどりの窓口まで聞きに行ったそうだ。
そこで対応してくれた女性スタッフがライアンさんの話を聞くと、みどりの窓口のシャッターを閉めた。そして窓口から出てきたかと思ったら、先導しながら彼をホームまで案内したというのだ。
「こんな親切は今まで受けたことがありません。とてもびっくりしました!」
アメリカであれば「何番ホームに行って」とか「電光掲示板を見て」で済ませられてしまうだろう。
今では何度も日本を訪れ、新幹線やその他の交通機関の乗り方などもすっかり身につけた。そのため、彼は日本の駅で不安な顔をしている外国人を見かけると、率先して声をかけて助けるようになったという。
◆店ごとに違う無限の楽しみ「日本の帯広名物」
日本に来た際は、日本料理をお腹いっぱい食べるのも楽しみのひとつだというライアンさん。スピードスケートの遠征で、北海道の帯広へ行く機会が多いこともあり、お気に入りの日本料理には、北海道で地元の人たちに人気だという食べ物やお店の名前がドンドン出てきた。
断トツ一番のお気に入りは「豚丼」だそうだ。
「どのお店も豚肉の質が良くて、ニンニクの効いたタレが香ばしく焼けた豚肉にからむジューシーさがたまらないんです。でも、タレの味付けはお店ごとにぜんぜん違うんですよ。甘めのタレが好きな人もいれば、濃いしょう油味が好きな人もいますよね。私はその時の気分に合わせてどっちも好きなので、違うお店を試すのも楽しみなんです」
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