1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

“全身刺青”の女性セクシービデオ監督を直撃。刺青が持つ“特殊な機能”と、作品作りに役立つ“豊富な経験”を語ってもらった

日刊SPA! / 2024年12月29日 15時54分

◆「男性と女性の目線」を持っているからこそ

――30歳を目前にしてセクシービデオ業界に転じたとのことですが、鈴木さんは“レズビアン寄りのバイセクシャル”を公言していますよね。作品づくりにこの視点が生かされているのでしょうか。

鈴木リズ:私は幼い頃から女性が好きでした。初恋は小学校1年生で、相手はクラスメート。積極的な性格の子で、ポジティブで明るい子でした。いわゆるスクールカーストの上位にいるようなタイプです。一方で20代後半くらいから男性とのセックスでも嫌悪感が薄れてきたことで、男性の目線も女性の目線も持ち合わせたように思います。作品を褒めてくださる方からは、「男の気持ちを理解している」と言っていただくことが多いですね。

――『ヤリマンワゴン』シリーズは男性を“逆ナン”して絡むのが醍醐味ですよね。鈴木さんも実際、学生時代に逆ナンをしていたと伺ったのですが。

鈴木リズ:事実です(笑)。念のため言っておくと、もともとは自分の逆ナン経験を企画に流用したわけではありません。女優さんの魅力を伝えやすい企画を考え抜いた結果、生まれたものです。逆ナンはあくまで仲間同士の遊びみたいなものです。隣の中学校の通学路に、日サロに併設されたコンビニがありました。そこに集まって、「誰が1番男子の電話番号を聞き出せるか勝負しよう」みたいなノリでやってたんです。遊びとはいえ、勝負事になるとかなり熱くなってしまうタチでして……。研究しながらやっていました。

◆豊富な経験が作品作りに役立っている?

――差し支えなければ研究の成果を発表してもらいたいです(笑)。

鈴木リズ:狙うのはオドオドしている自信のなさそうな男子か、逆に今でいう陽キャな男子ですね。前者は押し切れば番号くらい聞き出せますし、後者は遊び慣れているから割と簡単に教えてくれます。あるいは、複数人の男子グループを狙うのも定石です。こちらは一人だし、誰かしら「教えてやればいいじゃん」みたいに助け舟を出してくれるから、ことが運びやすいんです。

――その営業力と分析力が今の仕事に生きていますね。

鈴木リズ:その視点で考えたことはなかったのですが、まったく無関係ではないかもしれませんね。私個人の意見ですが、どれほどいい作品を産み出せても、それを観てもらえなかったら意味がないと思っているんです。だから「どう伝えるか?」はとても大切ですよね。私は監督という立場ですが、パッケージの写真の選定から何からだいたいの工程に立ち会うようにしています。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください