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「食べてるのに帰らせるのかよ!」“駅そば店員”を苦しめる迷惑客。“閉店時間が過ぎても”居座り…

日刊SPA! / 2024年12月31日 15時54分

 ただし、1.5倍といっても毎回計量してから提供しているわけではなく、特に繁忙時は「なんとなく1.5倍」の場合もある。その無料サービスに対してお客から「もっと多くして」と言われたことは一度や二度ではない。

 中には「ネギダブルで」とさらに調子に乗ったお客もいた。そんな無料サービスはない。おかげで今年からネギ増量は有料となった。

◆駅そば店に対する「高すぎる要求」は他にも

 また、そば・うどんメニューに「半熟卵+きつね+天かす」がトッピングされていて420円とかなりお手頃な朝限定商品がある(ちなみに「かけそば」は340円)。

 この半熟卵を「生卵に替えて」または「煮卵に替えて」と要求するお客もいる。たしかに卵類は単品すべて100円だが、販売数や仕入れ、仕込みの手間などを考慮し、時間を限定してお値打ち価格で提供しているのが限定メニューなのだ。

 半熟卵から生卵への変更は許容できても、煮卵はさすがに断っている。

 他にも、「中華そば」の注文時に「麺硬めで」と要求してくるお客も少なくないが、ここはそういう店ではない。

 店のマニュアルにもあるように衛生面や商品の品質を確約できない以上、「麺硬め」は駅そば店には過度な要求と言える。

◆閉店間際に来店した客のはらわた煮えくりかえる一言

  前述した券売機トラブルが起きやすい時間帯というものがある。「営業終了間際」である。

 例えば、筆者はワンオペ勤務時は営業終了時間が夜10時だとしたら、9時55分までに券売機前にお客がいなかったら店を閉めるようにしている。

 最後の一杯を作っている間に券売機前に次々にお客が並び、いつの間にかドラクエ3のジャケ絵状態になり、いつまでも営業を終えられなくなる恐れあるからだ。
 
 あのカスハラ客が来たのも、営業終了5分を過ぎて筆者が券売機を営業中から営業終了に切り替えていたまさにその時だった。

 高齢の男性が「券売機、もう使えないの?」と聞いてくる。

「5分前だし、ひとりくらい大丈夫だろう」と考え、「10時でお店を閉めますが、それでもよろしかったらどうぞ」と説明し、食券購入を認めてしまったのが運の尽きだった。

 しかしこのお客、10時5分になっても10分になっても帰らないのである。

 筆者が何度目かの「そろそろお店を閉めますので」と促すや、「食べ残ってるのに帰すのかよ」とすごんでくる。

「なるべく急いでいただけないでしょうか?」とお願いするや返ってきたのが、「入れなきゃよかったな」という一言。

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