1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 社会
  4. 社会

1万円で購入した“FENDIのマフラー”を買い取りショップへ持ち込んだ結果…TikTok「危険な配信ビジネス」の実態――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! / 2025年1月1日 15時44分

1万円で購入した“FENDIのマフラー”を買い取りショップへ持ち込んだ結果…TikTok「危険な配信ビジネス」の実態――仰天ニュース傑作選

支払いの翌日には商品が到着

2024年の大反響だった記事をピックアップ! まだまだあるジャンルに収まらない大人気記事はコチラ!(初公開2024年1月20日 記事は取材時の状況) *  *  *

 インターネットの主流が動画コンテンツになって久しいが、悪質な配信者たちは次々と過激な動画を配信し続け、ユーザーとプラットフォーマーのイタチごっこはやむことがない。偽ブランド品をたたき売りする者も…その最前線を追った!

◆シャネルにグッチ…偽ブランド品を販売するライブ配信者

 最近、TikTokのライブ配信で奇妙な光景を目にするようになった。

「ミタイ商品アレバ言ッテクダサイネ~」

 配信者である中年女性は、イントネーションに若干、違和感のある日本語でそう視聴者に語りかけた。背後の棚にはシャネルにグッチ、セリーヌ……欧米の高級ブランド品が並んでいる。

「3番見せて」と視聴者からコメントが入ると、ルイ・ヴィトンのバッグをカメラに寄せ、デザインや機能の説明を始めた。話し終えると、女性は掲示してあるLINEのアカウントを指さし、「詳しくはこちらで話しましょう」と言った。

 確認すると、同様のライブ配信は15以上あった。スニーカーやコートなどを売る配信者もおり、どこも視聴者からのコメントがついていた。

 なにかにおう。強烈な違和感を覚えた記者は、試しに接触してみることにした。

◆「普通はバレないよ」怪しげなカタログから購入を促す

 ある中年女性の配信者に「シャネルの財布はある?」とコメントすると、「チョトマッテ」と背後にあった段ボール箱を漁り、財布をアップにして見せてくれた。

 その後、LINEでのやりとりとなったが、送られてきたURLをクリックすると、怪しげなカタログが出現した。どうやらここから買うようだ。先ほどの財布は「1万5000円」で“新品”だという。

 あえて偽物という言葉は使わず「レプリカですか?」と問うと、「SSランクより上のNランク、普通はバレないよ」とのこと。はっきり偽物だと認めたのだ。

◆都内北区から発送された“ブランド品”は偽物?

 さらに別の配信者を当たる。こちらは若い女性だ。さっそくフェンディのマフラーを配信越しに見せてもらい、「早く欲しいんだけど発送はどこ?」と聞いてみた。

「在庫は中国と日本、両方あって……あ、このマフラーは日本からなのですぐ届くよ」

 女性はそう答えた。その後、LINEへと誘導され、振込先銀行口座が提示された。支払いをし、送付先を伝えると翌日には商品が届いた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

複数ページをまたぐ記事です

記事の最終ページでミッション達成してください