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「もう東京のホテルには泊まれない」出張する会社員の悲鳴。空港ロビーやカーシェアに寝泊まり、野宿する人まで

日刊SPA! / 2025年1月6日 8時54分

「都心のステーションは週末でも22時以降になるとどこもすいていて、ナイトパック(18時から翌朝9時)は2640円と安い。運営側も借りて車を動かさないのはNGだと言い始めたので、一回、近くの銭湯に行くために車を出すようにしています。それでも総額4000円くらいで済むのでリーズナブルです」(37歳・滋賀県・製造)

 大阪在住の男性(40歳・自営)も、出張の際はカーシェア泊をしているという。

「教えたくないけど、穴場は江東区の若洲公園ですね。ここは1晩停めても駐車料金が500円なんです。キャンプ場があるのでコインシャワーも設置してある。豊洲や新木場あたりで車を借りて、若洲に行く。これ一択ですね」

◆ラブホに中国人エステ、果てには野宿を敢行する人も

 穴場スポットはまだまだある。「ネット予約に対応していないラブホが狙い目です」と語るのは兵庫県在住の男性(35歳・製造)だ。

「出張時の定宿にしていた上野の古いカプセルホテルが満室だったんです。界隈にも空きがなく、途方にくれてネットで情報収集すると、鶯谷のラブホテルが穴場だと知りました。路地裏にある陰気なラブホが空いていたので、飛び込みで入りました。重い鉄の扉のカビ臭い部屋だったのですが5000円台だったので満足です。ただ夜中、足元に違和感を覚えて起きたら、シーツがびっしょり濡れていたんです。いまだに謎なのですが、妻に言ったら『それ絶対、幽霊やろ』って(笑)」

 強引な手口で寝床を確保するつわものも。愛知県在住の男性(46歳・食品)は言う。

「中国人エステで仮眠させてもらうと、3000円で済みますよ。一度、地元で終電を逃したときに、客引きと交渉してヌキなしの仮眠だけさせてもらったことがあるんですが、この手が東京でも使えるだろうと思って。新橋で中国人のおねえちゃんに下手な中国語で悲壮感を醸してお願いしてみたら案の定、OKでした。パーティションしかない簡易ベッドで、隣で施術されてる知らないオッサンの『あっ』とか『ウッ』とかいう声は気になりましたが……」

 そして最後に紹介するのは究極の方法=野宿だ。

「ビジホは高すぎるし、SNSを見てると安い漫喫やサウナはトコジラミのリスクがあって怖いでしょう。それでもう野宿したんです。六本木で飲んだあと、スマホで調べて出てきた近くの有栖川宮公園で寝ました。9月でまだ猛暑だったけど、公園内は意外とひんやりしてて5時間くらい眠れましたよ。その後、多目的トイレで体を拭いて歯磨きし、打ち合わせ先に向かいました。蚊がめちゃいたのでコンビニで虫除けスプレーを買ったんですが、これが1000円もして地味に痛かったです」(28歳・大阪府・流通)

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