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「年中無休、24時間対応の動物病院」診察や緊急手術の様子も“ありのまま”投稿する理由。TikTokでは再生数600万回超の動画も

日刊SPA! / 2025年1月9日 15時54分

 でも、ウチはありがたいことに2か月目以降、ずっと黒字でやらせていただいてますし、開業1年目で無事にボーナスもスタッフに支給できる見込みです。

◆ワラビーがやってきて院内を飛び回ったことも!

──多くの動物病院では主に犬や猫を診療していますが、エキゾチックアニマルも診てますね。

稲野辺:エキゾチックアニマルの診療ができて、夜間救急対応の動物病院は全国でも数えるほどしかないので、競合との差別化を図れる。それに、シマリスを救いたくて獣医になったくらいなので、エキゾチックアニマルを診るのは私にとって当然でした。

 ただ、サーバルキャットが来たときはギョッとしました(苦笑)。珍しい動物の場合、その都度、勉強しながら治療に当たるしかない。

 でも、サーバルキャットにしても、猫であることに変わりはない。猫はたくさん診ているし、脊椎動物ならそれまでの知識や経験で対応してます。

 それに、こうした珍しい動物は急患でやってくることが多い。救命が最優先なので、種は違えどやることは限られるので対応できるんです。

 ほかにも珍しい患者では、TikTokなどで最近人気のマーモット、ショウガラゴも来ました。どちらも個体価格が軽く100万円超えで、さすが港区!という感じ。

 あと、ワラビーが来たときは、院内をピョンピョン跳ねてスタッフが少しあたふたしていました(笑)

◆治療の様子を「見える化」し飼い主の不安を払拭

──発信するのは、犬や猫が来院して診察、治療を受けて帰るまでを1分ほどにまとめたショート動画がメインです。

稲野辺:人間の病院と違い、動物病院では治療に飼い主さんが立ち会うことはなく、いわばブラックボックス。それに動物は口を利けないから、飼い主さんにすれば心配でしょう。だから、そこを“見える化”して安心してもらいたかったんです。

──再生数50万回超の動画が目立ち、多いものでは600万回も再生されています。

稲野辺:配信を始めた当初、アップしてみたらバズったというのが正直なところ。動物の健康に役立つ情報や見た人が不快にならない内容となるよう心がけてます。

 動画配信の目的は、実は集客もかねていて、そこは戦略的にやってます。

「動物をダシに使って商売するな!」というアンチコメントもいただきますが、5年ほど動画配信を続けて、幸い一度も炎上はしてません。ただ、見え方はシビアに気を使ってますね。

◆イケメンに“キャラ変”した背景とは?

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