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「女子高生コンクリート詰め事件」実行犯の死亡で再注目。36年後の綾瀬に残る“事件の爪痕”

日刊SPA! / 2025年1月12日 8時53分

 Cの家のすぐ近くで少年らがたむろしていた公園は、今もそのまま残っている。Cの家は、事件の数年後に取り壊され、今は別の所有者になっている。

 ただ、少年らがCの両親に気づかれないようにと電柱を登ってCの部屋のベランダへと行き来していたという、その電柱は当時から変わらないまま事件の面影を残していた。

◆裁判長が少年4人に残した言葉

 当時の報道で「我が国の少年犯罪史上最悪な事件」といわれた、この事件も風化は著しい。

 裁判で閉廷直前に、裁判長は少年4人に対して、「事件をそれぞれの人生の宿題として、考え続けてください」と説諭したというが、果たしてその言葉の重みを少年らは理解していたのだろうか。

文/学生傍聴人

【学生傍聴人】
2002年生まれ、都内某私立大に在籍中の現役学生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴にハマり、傍聴歴6年、傍聴総数900件以上。有名事件から万引き事件、民事裁判など幅広く傍聴する雑食系マニア。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行っている。

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