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「お笑い芸人で史上初」“日本推理作家協会”会員になったカモシダせぶん。「ピン芸のネタを基に小説を書きました」

日刊SPA! / 2025年1月15日 8時51分

でも、その後打合せしたときに「小説は書いてないんですか?」と言われて。実はコロナ禍に短編ミステリーをいくつか書いていたので、ここぞとばかりにそれを送ったら小説を出せることになりました。

――送った短編はどんなものだったんですか?

カモシダ:今回出した『探偵はパシられる』の中の2本で、どちらも“パシリ”を題材にしたものです。なぜか私、パシリを題材にしたネタの評判が良くて…それを小説っぽくブラッシュアップしたら、編集の方にも「面白い」と言っていただけて。

ずっとパシリのネタばかりやっていたことが小説で活かせるとは意外でしたね(笑)。

――実際に小説を出した反響はいかがですか?

カモシダ:同じ事務所の芸人も面白いって言ってくれましたし、南海キャンディーズ・山里さんが帯文を書いてくれて、品川庄司・品川さんにも褒めていただきました。小説家の朝井リョウ先生も週刊誌で紹介してくださって、最高に嬉しかったです。

働いている書店でも大きく展開していただいて、「僕が書いたんですよ」とお客さんに声を掛けたらギョッとされました(笑)。

◆大御所・人気作家ぞろいの『日本推理作家協会』とは?

――ミステリー小説を執筆されたことをきっかけに、芸人で初めて『日本推理作家協会』に入会されたそうですが、どんな組織なのですか?

カモシダ:1947年に江戸川乱歩先生が最初に設立したもので、ミステリー作家同士でお互い助け合うことを目的とした協会です。

「江戸川乱歩賞」「日本推理作家協会賞」という2つの賞も運営しています。東野圭吾先生や宮部みゆき先生、湊かなえ先生も入会されている権威ある協会で、お笑い芸人では僕が史上初の入会だったんですよ!

――名だたる作家がそろっていますね。どうしたら入会できるのですか?

カモシダ:面接はないんですが、理事と協会員からの推薦が必要なんです。「日本推理作家協会会員」という肩書きに憧れが合って、編集担当や作家のツテを辿っていったら、理事の佐藤青南先生から「ぜひ入ってください」と言っていただきました。

◆日本推理作家協会のソフトボール大会には「レジェンド作家が登板」

――活動はどんなものがあるんでしょうか?

カモシダ:パーティーの主催や将棋、麻雀、囲碁、ゴルフやソフトボールといったレクリエーションもありますね。

――大学のサークルに近い雰囲気を感じますね(笑)

カモシダ:ソフトボール部の試合に実際に参加した方から聞いて驚いたのが、「ミステリー界の巨匠で今年81歳の逢坂剛先生がピッチャーをされていて7イニングを投げ切っていた」ことです(笑)。

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