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「高価な家電は使うな」移住先の“謎ルール”に困惑した32歳女性「ドラム式洗濯機や42型以上のテレビ」がNG。破った結果…

日刊SPA! / 2025年1月16日 15時51分

「高価な家電は使うな」移住先の“謎ルール”に困惑した32歳女性「ドラム式洗濯機や42型以上のテレビ」がNG。破った結果…

画像はイメージです

 都会の喧騒から離れ、田舎で悠々自適な生活を送る。こうした生活を夢見ている人は多いかもしれないが、一旦立ち止まって考えるべきかもしれない。地方移住は、良い面もあれば悪い面もある。その悪い面の一部を、実際に移住を体験した人に話してもらった。
 話してくれたのは東京に長年暮らしていた橋本美穂さん(仮名・32才)だ。

◆結婚がきっかけで移住を決意

 橋本さんは生まれも育ちも東京都の世田谷区。高校時代は学校帰りにスタバに寄ってプリクラを撮る、という絵に描いたようなシティガールだった。当然のように都内の大学に進学し、卒業後も大手町のオフィスで働いた。都会に染まりきった橋本さんだが、何がきっかけで田舎に移住することになったのか?

「結婚ですね。それを機に旦那の故郷の長野県に引っ越したんです。旦那は故郷に対する愛情がすごくて、長年向こうに拠点を移したがっていたんです。私も東京を離れることに抵抗はあったのですが、年齢も三十を超えて、この結婚を逃したら次がいつくるかもわからなかったので決断しました。それに、田舎暮らしに憧れもあったので」

◆月に数回ある集会は、単なる飲み会で…
 
 夫婦ともに仕事は在宅でできるものだった。パソコンとスマホ、それとネット回線があればどこでも問題ない。会社を辞め、夫婦共々フリーランスとなった。会社員でいるより収入は落ちるが、家賃や固定費が都内に比べて圧倒的に安いため、生活面での不安はなかった。しかし、いざ暮らしてみると生活面以外での問題が多く生じた。

「独自のルールがたくさんあるんです」

橋本さんは眉間に皺を寄せ、そう言った。

「地域にもよるんでしょうけど、私たちの地域はかなり面倒でした。え? 田舎ってこうなの? って思うことばかりで。特に町内会の集まりとか」

 橋本さんはため息をつき、続ける。

「私の地域は集まりが月に3、4回あるんです。役員決めやゴミ集め、掃除当番なんかを決めるための集会のはずなんですが、それは単なる飲み会の口実にすぎないのが現状ですね」

 町内会の高齢者たちはその「飲み会」が大好きなのだそうだ。

「そりゃそうですよ。だって町内会の会費を使って安く飲めて、女性からお酌だってしてもらえるんですから」

◆「田舎は二十年以上遅れている」と思った

 参加者の半数以上が高齢で、女性たちは裏方に回り接待。これが楽しいわけがない。

「ただ集まりたいだけなんですよ。特に上のおじさん連中はあの場をキャバクラか何かと勘違いしてるんですよね。両サイドに女性を座らせて、自分は楽しく酔っ払っているだけなんですから。集まっても話合うことなんてないのに、参加しないと裏でネチネチ言われるんです」

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