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中学卒業後に15歳で社会へ。40代で超富裕層になった「みんなと合わせられない」男性の衝撃の半生

日刊SPA! / 2025年1月16日 15時52分

いきなりガラス瓶で殴られたことは2度もあって、僕のことを両親は心配していました。身の危険も感じるし、そろそろ地元に戻ろうと思い立ったんです」

またしても、せっかく築き上げた事業を手放すことになるわけだが、抵抗はなかったのだろうか。

「当時はドコモはドコモショップ、auはauショップと、キャリアごとの専売制が確立されてしまったんです。加盟店になるには資本金1億円が必要で、あの頃の僕にはそんなお金はなかった。 それに正直言って、もう携帯ビジネスの終わりが見えていました。どこにいても仕事はできるし、抵抗はなかったです」

◆21歳で再び富山へ。新しいビジネスに挑戦

21歳で地元に戻ってからは、ナイトレジャー産業の他に、新たに不動産ビジネスを始めたそうだ。

「 きっかけは、空きテナントを有効活用したい大家さんと知り合ったことでした。『3~4か月、家賃を無料にするから、何かやってくれない?』と頼まれたんです。 そこから、空きテナントや後継者の問題を抱えた人たちが、相談に来るようになりました。業種は美容業と飲食店が多いですね。

例えば美容室の経営者で70代の方から『俺は引退したいけど、スタッフさんたちはまだまだ40代で働きたいと思ってるみたいだ。 後継者を探してしてくれないか』と相談されたり、美容室のスタッフから『 経営者が突然亡くなって困っているんだけど、 誰か経営してくれる人を探してくれないか』と相談を受けたこともありました。

美容業も飲食店も経営が難しく、“3年で9割が潰れる”と言われています。 だから、この手の依頼は次々と舞い込んできますね」

また、今でもナイトレジャー産業は続けているという。

「直営店は1店舗のみですが、出資している店舗は100店舗を超えています。顧問契約という形で、福岡をはじめ全国各地から『出資してほしい』と依頼が舞い込んでくるんです。1店舗あたり5万円の顧問料で、500店舗くらい契約しているんじゃないかな」

◆型破りな人生から学ぶ「みんなに合わせなくてもいい」

長原さんの成功を支えているのは「みんなに合わせない。自分で考えて行動する」という価値観なのだとか。

そんな彼のSNSでは、超富裕層にもかかわらず、ファミレスで家族と過ごしている投稿が多い。「成功した要因として、自己顕示欲がないことも関係しているのでは?」と尋ねた筆者に対して、彼は答えた。

「そうですね、 自己顕示欲は全くありません。会社の役員にも入らないようにしています。専門の業者を使って、自分の名前が出てこないようにするんです。SNSで顔を載せると『ブサイクは顔を載せるな』ってアンチからすぐに連絡が来るから、自己顕示欲なんてあってもいいことないです(笑)」

次はどんな新しい事業を始めようとしているのかを聞くと、「本当はもう、引退したいんですよ。でも相談を受けると、ついつい引き受けちゃうんですよね……」と笑いながら答えてくれた。その型破りな人生は、これからも続いていくのだろう。

——中学卒業後、15歳で社会に出て、様々なビジネスを経験してきた長原さん。その型破りな人生は、常識にとらわれない生き方の可能性を示している。

自ら道を切り開いてきた彼の生き様は、「みんなと合わせられない」と息苦しさを抱えている人にとって、新たな視点と勇気を与えてくれるだろう。

<取材・文/綾部まと>

【綾部まと】
ライター、作家。主に金融や恋愛について執筆。メガバンク法人営業・経済メディアで働いた経験から、金融女子の観点で記事を寄稿。趣味はサウナ。X(旧Twitter):@yel_ranunculus、note:@happymother

―[超富裕層の生活]―

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