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覚せい剤で逮捕されたセクシー女優が“薬物の怖さ”を語る。「言動がおかしくなって…『日本の大統領になる』と言ってた」

日刊SPA! / 2025年1月21日 15時54分

――すると、一般家庭でも「家族が覚せい剤に手を出していた」なんてことが起こる可能性もあるわけですよね。家族の異変に気付くためには、どういった点を注意して見れば良いのでしょうか。

合沢:まず嘘や遅刻が増えます。私の場合ですが、薬が切れて動けなくなったり、うまく腕に注射針が入らなかったりして遅刻するようになりましたね。

あとは嘘と言うか、言い訳が増えます。腕のアザを見られると、こっちが何も言わないのに「ぶつけちゃって」なんて言い訳を始めちゃう。覚せい剤を注射すると、その周りが青アザみたいになるんですよ。後ろめたさがあるから、自分から勝手に言い訳しちゃうんです。

――なるほど。

合沢:あとは注射痕を見られないように、夏でも長袖をずっと着ている人。汗をすごくかくとか、汗から薬品っぽいニオイがするとか、そういう点もありますね。それからずっと薬をやっている人だと、力尽きたみたいに急に寝ちゃう場合も。薬の切れ目でスコン、と寝ちゃうんですよ。

◆私も当時の友達には、薬をやってることはバレバレでした

――いろんなポイントがあるんですね。

合沢:はっきり言って、明らかに行動はおかしくなるんで、周囲の人からは気付かれていることがほとんどですね。私も出所してから「今だから言うけど、みんなわかってたよ」と言われちゃいました。

――やっぱり言動などがおかしくなるんですか。

合沢:はい。私の場合、友達に「大統領になって日本を変える!」って5時間くらいハイテンションで電話したらしいです。私は覚えてないんですけど。

――迷惑すぎる(笑)。正気の沙汰じゃないですね。

合沢:あと友達から疑われたときに、すごい長文で「私は薬はやっていません」って内容の手紙を渡したりしていたみたいです。

◆家族に通報させるなんて、そんな不幸なことはない

――言動以外のところだと、なにかありますか?

合沢:覚せい剤を使うときは「あぶり」と「注射」の2つの方法があるんです。だから部屋に「あぶり」で使うガラスパイプがあったり、注射器があったりしたらほぼ間違いないですね。

――そういうアイテムが見つかって通報される人も多いんですかね。

合沢:そうですね、刑務所には実際に「家族に通報されて逮捕された」なんて人もけっこういました。

――家族からすれば「もう通報して、捕まえてもらうしかない」って気持ちなんでしょうね。

合沢:誰だって、家族を通報して逮捕されてほしい、なんて思うわけがないんですよ。でも覚せい剤に手を出してしまうと、家族にそんなツラい思いをさせてしまうわけです。そういう点も、覚せい剤に手を出しちゃいけない理由だと思います。

<取材・文/蒼樹リュウスケ 撮影/星亘>

【蒼樹リュウスケ】
単純に「本が好きだから」との理由で出版社に入社。雑誌制作をメインに仕事を続け、なんとなくフリーライターとして独立。「なんか面白ければ、それで良し」をモットーに、興味を持ったことを取材して記事にしながら人生を楽しむタイプのおじさんライター

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