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サイゼリヤには“ない”けど、ガストには“ある”ものとは。吉野家、ココイチをも凌駕…ガストが“使える店”に進化を遂げていた

日刊SPA! / 2025年1月21日 15時53分

サイゼリヤには“ない”けど、ガストには“ある”ものとは。吉野家、ココイチをも凌駕…ガストが“使える店”に進化を遂げていた

全国で1248店舗(2025年1月時点)を展開し、メニュー改定や店舗改装が進んでいる

手軽においしい食事がしたい。お財布を気にせずに飲みたい。そう願う人は年々増え、そのニーズに応える外食店がどんどん力をつける時代になりました。ズバリ、どこがおいしくて安いのか? 気になっている人は少なくないでしょう。
コロナ禍以降の飲食業界には大きな変化が起こり、従来のファミレスは衰退。サイゼリヤの“ファストカジュアル化”(ファストフードより高い満足度を狙いながら、手頃さや気軽さにおいて従来のファミレス未満を目指す)を筆頭に、牛丼チェーンのメニュー拡大、ファミレスのちょい飲み対応など、様々な選択肢が広がっています。

そこで今回は、コスパ最強店を見つけるべく、サイゼリヤを意識したメニュー改定や名店コラボなどで注目度が上がっているガストを検証してみることに。実力はいかなるものなのか、正直に検証していきたいと思います。

◆ちょい飲みのコスパ力、看板のから揚げに感動

ガストでは2023年秋のグランドメニュー改定により、アルコールメニューの値下げや手頃な価格帯での小皿料理を拡充しました。例えば、若鶏の唐揚げ(5コ)&ハイボールセットは、500円~750円(ガストでは4つの地域別価格を導入)。ガストのから揚げブランドである「から好し」が揚げたての状態で運ばれ、改めて食べてみると、やっぱり美味。

あえて生姜やニンニクを使わない秘伝の漬けこみダレこそが、飽きずに毎日でも食べたくなるような王道感を生み出しています。から好しは、日本唐揚協会主催「からあげグランプリ」の東日本しょうゆダレ部門にて7年連続金賞を受賞。

揚げたての極上から揚げとハイボール1杯がこの価格で味わえるなんて……。カフェでコーヒーとお菓子を頼むより断然安いことに感心してしまいました。

◆うな重は吉野家よりも安かった

続いては、鰻(うなぎ)。手頃な価格でうな丼・うな重が食べられる店と言えば牛丼チェーンが定番になりつつありますが、実はすき屋と松屋では現在販売されておらず、継続販売をしているのは吉野家のみ。2枚盛りのうな重で吉野家と比較をすると、吉野家2021円に対してガストは1990円。しかもお吸い物、漬物、追いダレまで付いてくる充実ぶり。

1枚盛りはもちろんのこと、1.5枚の竹やミニうな丼までそろい、鰻欲を柔軟に満たすラインナップになっています。

◆デカ盛りメニューも得意だった

小皿メニューの充実化とは別路線で注目したいのが、がっつり食べたい派に向けたデカ盛りメニュー。「ガストブラックカレー元気盛り(1260~1360円)」は、黒いスパイシーカレーに、うすカツ、ソーセージ、海老フライ、ハンバーグ、目玉焼きがドーンと乗っています。これと同レベルをココイチで注文すると1500円超えに。

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