1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ
  4. ライフ総合

サイゼリヤには“ない”けど、ガストには“ある”ものとは。吉野家、ココイチをも凌駕…ガストが“使える店”に進化を遂げていた

日刊SPA! / 2025年1月21日 15時53分

ここ数年のメニューを見ていくと、「富士山大盛りミートソース」や「ガス郎魚介つけ汁うどん チャーシュー&煮卵付き」といったメニューが期間限定で登場したり、サイゼリヤで廃止された「ピザのチーズ倍盛り」は190円で提供、直径24センチの「たっぷりマヨコーンピザ(500円)」は従来価格から200円値下げになるなど、ボリュームとコスパ満足度にこだわったメニューを発見することができます。

◆タン活メニューは独り勝ち?

そしてもうひとつは、知る人ぞ知るタン活派や高齢者のサルコペニア対策向けのメニューについて。約220gの若鶏もも肉をグリルして、たっぷり野菜と合わせたチキン料理が690円(ジューシー若鶏グリル ガーリックソースの地方都市価格A)から味わうことができます。選択肢は4種あり、いずれも1000円以下で、たんぱく質は40g以上摂取できる設計に。同類メニューをデニーズで探してみると、やや小ぶりな「チキンシーザーサラダ」が1309円。健康コスパメニューにも強みを発見することができます。

◆弱点を探してみたところ、魚メニューが気になった

このほか、ガストではインバウンド向けの団体予約対応を実施するなど、時代・状況に合わせた対応力には脱帽するものがあります。

最後にシビアに弱点がないかを探してみたところ、「魚メニュー」に力を入れていない点が気になりました。私はスーパーマーケット研究家として全国のスーパーにおけるトレンドをリサーチしていますが、高齢者やヘルシー志向を意識したリーズナブルな魚惣菜・弁当が充実してきていること、インバウンド需要として魚料理に対する人気を考えると、ガストにはさらなる期待をしたくなってしまいました。

さあ、皆さんは今のガストのコスパ力をどう判定しますか?

<TEXT/スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。世界中の健やかな食文化を追求。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)が好評発売中。Twitterは@sugiakatsuki12。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください