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「Bluetooth、Wi-Fiの電波はなぜ混線しないのか」いまさら聞けない“スマホとネット”の疑問

日刊SPA! / 2025年1月24日 8時48分

◆静電気を使わない「抵抗膜方式」というしくみも

 タッチパネルには、銀行のATM などで使つかわれている「抵抗膜方式」というしくみもある。

 これは、電気を通す2枚の膜がわずかなすき間をあけて張られていて、触れると膜と膜がくっついて、電流が通ったところがわかるというしくみ。

 電気を通す必要はないので、ペンや爪などで触っても反応する。

 おもちゃなどでもよく利用されていますよ。

◆イヤホンもマウスもBluetoothだけどWi-Fiとどう違うの?

 インターネット回線もイヤホンも、いまやコードレスが当たり前。

 BluetoothもWi-Fiも、目に見えない電波でつながっている。

 でも、こんなに電波が飛び交っていて混線しないの?

「そもそも電波とは、波として空間を伝わるもので、その電波に音やデジタルデータをのせて無線通信を行っています。

 波は光や音にもあって、たとえば赤色と青色の光、『ド』と『ソ』の音というように、波が違うと簡単に見分けることができます。電波の場合は、1秒あたりの波の数『周波数』で見分けをつけているんです」

◆なぜ混線しないの?

 この周波数は、Hz(ヘルツ)という単位で表示する。

 私たちが毎日インターネット接続に利用しているWi-Fiは、2.4GHz(ギガヘルツ)や5GHz(ギガヘルツ)など。イヤホンやマウス、キーボードなどの接続に利用しているBluetoothは2.4GHz(ギガヘルツ)と、異なる周波数帯の電波を使用しているという。

「さらに、それぞれの周波数帯の中で、チャンネルという通信用の道が分けられていて、混線しないように工夫されています。ちなみに、Bluetoothは、2.4GHz帯を79ものチャンネルに分けていて、通信中に使用するチャンネルを切り替える機能を備えています」

◆2.4GHzの周波数帯は混線しやすいの?

 Bluetooth やWi-Fiが利用している2.4GHzの周波数帯は、実は、ほかにもいろいろな機器が使用している。

 電子レンジのマイクロ波も同じ周波数帯!

 なので、比較的混しやすいのは確か。

 Wi-Fiの場合は、5GHz帯を利用することで混線を避けることができる。

 また、Bluetooth には、短い間隔で次々に使用するチャンネルを切り替える機能があり、これにより安定した通信ができるように工夫されている。

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