日銀の利上げ決定で住宅ローン、銀行預金はどうすべき?金利引き上げで「損しない方法」をFPが解説
日刊SPA! / 2025年1月25日 8時46分
※写真はイメージです
日銀が追加利上げに踏み切った。これによって日本の政策金利は0.5%になった格好だ。今後も金利上昇が予想されるなか、預金、住宅ローン、投資など「お金の常識」をどう変えていくべきなのか。最新刊『金利で損しない方法、教えてください!人気FPが教える金利上昇時代の「お金の新ルール」』の著者でFP歴35年の深野康彦氏に、「利上げ時代の必須知識」を解説してもらった。
◆知らないと損する「金利」最新事情
振り返れば、’24年は日本経済にとって分岐点になるような年でした。3月には日銀がマイナス金利を解除し、7月には追加利上げを発表。それによって政策金利が0.25%に引き上げられ、株式市場が「令和のブラックマンデー」と呼ばれる大暴落に襲われたのは記憶に新しいと思います。
そして、今回の追加利上げによって政策金利は0.5%へと引き上げられました。これは’95年9月以来、約30年ぶりの金利水準ですから、多くの人にとっては「未体験ゾーン」に突入したことになります。
金利とは経済に大きな影響を及ぼすモノです。しかし、日本人にとって金利は長らく「無視してもいい存在」でした。ゼロ金利、もしくはマイナス金利政策だと、銀行普通預金の金利は0.01%~0.001%程度。100万円を預けても利息は1年間に10円つくかつかないかという水準ですから、どの銀行に預けようが気にならないのも当然です。恐らく、自分の預金口座の金利がどれくらいか知らない人も多いと思います。
◆これから先は「金利がある世界」へ。マインドセットを変えるべき
しかし、それはもう過去の話だと考えたほうがいいです。
これから先の「金利がある世界」では、今までのお金の常識は通用しなくなると思うべき。預金、保険、投資といったさまざまな金融領域において、一日でも早くマインドセットを変える必要性が出てきます。しかも、年齢は関係なく、どの世代に対しても全方位で影響が出るのです。
なぜなら、金利とはありとあらゆる金融領域に関係するからです。銀行預金や住宅ローンがわかりやすいですが、ほかに株価や保険などあらゆる金融商品やサービスにも徐々に影響が出てきます。
例えば生命保険です。これからの金利上昇局面では、保険会社が掛け金の一部で運用する債券などの利回りが上がり、運用利回りが改善した結果、各種保険の「予定利率」(保険会社が契約者に約束する運用利回り)が引き上げられるからです。
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