モテない娘を“絶対に結婚させるため”にとった母親の「信じられない行動」。母の執念で娘がハイスペ男と結婚するまで
日刊SPA! / 2025年1月29日 15時52分
写真はイメージ
日系航空会社CAから六本木のクラブママを経て作家となった蒼井凜花が、実際に体験した、または見聞きしたエピソードをご紹介。今回は「元CAの母が娘の婚活に見せた執念」についてお届けする。
◆海外のスクールでイジメられていた娘の苦悩
大手商社で働く夫を持つ元CA・尚子さん(54歳・仮名)には、一人娘の清乃さん(24歳・仮名・大学院生)がいる。清乃さんはイジメが原因で、子供の頃から異性との接触を拒んでいた。母の尚子さんは、当時の清乃さんについてこのように話す。
「清乃が10歳の時、夫の海外赴任のため家族3人でシドニーへ行ったんです。現地スクールに通い始めた娘がある日、泣きながら帰ってきました。聞けば、クラスの男子生徒に『清乃って出っ歯だよな!』とからかわれてしまったようで……。それ以来クラスでは『出っ歯』と呼ばれるようになり、イジメられるようになってしまったのです」
尚子さんは初めての海外暮らしに、日々ストレスを抱えていた。慣れない地での生活に加え、住まいは夫が勤める会社が丸ごと借り上げたマンション。毎日のように商社マンの妻たちとの交流が続いた。
「そこには“夫の地位イコール妻のポジション”というヒエラルキーが存在しました。東大卒の夫を持つ奥さんは、これ見よがしに『尚子さんのご主人の出身大学はどちら?』などと聞いてきますし。上司の妻の言うことは絶対的で、ホームパーティなどがあっても『失礼はないか』『夫の出世に影響しないか』と心をすり減らしていたんです。今となっては、イジメに苦しむ娘ともっと向き合っていればと悔やんでいます」
◆歯の矯正によってコンプレックスは解消されるも…
5年間の赴任を終えて日本に帰った時、娘の清乃さんは「共学はイヤ!女子高に通わせて」と懇願した。そして「ママには出っ歯と言われ続けた私の気持ちなんてわからないわ」と大泣きしたという。
「ショックでした。それほど追いつめられていたとは全く気付かなくて。夫と話し合った結果、審美歯科が併設された美容外科で治療したんです。150万円以上かかりましたが、一刻も早く治したいという娘の要望もありましたから。治療のお陰で、娘は長年のコンプレックスから解放され、ホッとしました」
その後、清乃さんは都内の名門女子高に進学。友人にも恵まれ、成績も優秀だったという。
そして担任の勧めで有名私大の理工学部を受験し、無事合格。清乃さんの学部は「男性8割、女性2割」で、尚子さんは「素敵な恋人を見つけて、大学生活を謳歌してほしい」と願った。しかし、清乃さんの周囲に全く男性の気配は感じられない。
この記事に関連するニュース
-
婚活中男女が一度は直面する「スキンシップ」の壁 乗り越えないと先はないが、タイミングも重要
東洋経済オンライン / 2025年1月30日 10時0分
-
「100人以上とお見合いしても結婚できなかった38歳男性」結婚相談所を変えたら、4か月で成婚できたワケ
日刊SPA! / 2025年1月30日 8時54分
-
39歳女性の婚活を阻む「この人でいいの?」の"壁" 相談所にもいる「結婚を躊躇してしまう」人たち
東洋経済オンライン / 2025年1月16日 9時40分
-
「別れた妻の悪口」「子どもを欲しがる」婚活がうまくいかない男女、苦戦者たちの要因
週刊女性PRIME / 2025年1月14日 11時30分
-
【婚活】「一気に気持ちが冷めてしまいました」 見た目が“どストライク”の女性とマッチングした41歳男性の悲劇
オトナンサー / 2025年1月5日 7時10分
ランキング
-
1「負け犬」から22年、酒井順子氏語る「子の無い人生」 令和は「負け犬」にとって生きやすい社会なのか
東洋経済オンライン / 2025年1月31日 7時40分
-
2「走行中にドアをパカパカ」原付バイクを“あおり運転”した高級車が迎えた末路
日刊SPA! / 2025年1月31日 8時53分
-
3ブレーキランプが「謎の点滅」! 突然“チカチカ”光る意味はナニ? まばゆい「赤ライト」の“素早い点滅”に隠されたメッセージとは!
くるまのニュース / 2025年1月30日 18時30分
-
4「あさイチ脳梗塞」の基礎を知る…寝たきりや認知症の主因
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月31日 9時26分
-
5フジテレビ問題が小池都政に飛び火! 東京都には数々の「日枝案件」…都議会で追及の的に
日刊ゲンダイDIGITAL / 2025年1月31日 9時26分
複数ページをまたぐ記事です
記事の最終ページでミッション達成してください