セックス依存症に陥った男性が赤裸々告白する半生「セックスの際に、“豹変する”と女性から言われていました」
日刊SPA! / 2025年1月30日 15時53分
依存症になると、自分のリスクを考えられなくなる。避妊をしなくなるなど、倫理観もおかしくなっていった。だが、依存症は「否認の病」だと言われる。自分が依存症だと認めることは怖かったという。そんな津島氏が、本当に「まずい」と分かったのは、30代後半から付き合いだした女性との壮絶な別れ話がきっかけだった。
◆40歳間近で女性にハンマーで殴られバリカンで丸刈りにされる
作中の元彼女“ハンマーちゃん”とは、共依存関係に陥った。別れるときはハンマーちゃんから、ハンマーで全身を殴られ、バリカンで丸刈りにされる。
「ハンマーちゃんと付き合っているときは、元彼女と連絡を取っていただけだったのですが、別れ話になりDVとなりました。40歳間近で、丸坊主で、全身傷だらけになり、“こんな自分は嫌だ”と思いました。だけど、セックスをしなきゃいけないという焦燥感があり、“いよいよ、おかしいぞ” となりました」
そこから、依存症に強い精神科病院に行くこととなる。
「依存症患者は“底付き体験”をしないと治療につながりません。ハンマーちゃんとの出来事が底付き体験でした。依存症だと自覚して病院に行ったので、診断が下った時は、安堵しました。病気ということは、自分の本質の問題ではないと分かったからです」
病院から、依存症のグループミーティングや自助グループにつながり、参加するようになった。
◆不倫・風俗・盗撮・痴漢行為を辞められない人たち
津島氏が連載をスタートし、1話目をSNSに拡散すると、多くの相談が寄せられたという。
「1話目をXで拡散したところ、“質問箱”には、4000件もの相談が寄せられました。まだ、半分くらいしか返信できていませんが、悩んでいる人は多いのだと思いました」
相談の内容は、旦那さんや自分が、不倫を辞められない・借金をしてまで風俗に通ってしまう・盗撮が辞められない・未成年とセックスしてしまい捕まってしまったなど、深刻なものが多かった。
「依存症の治療には、トラウマ治療やグループミーティングや自助会への参加があるのですが、自分には、トラウマ療法が一番効果的でした」
そのトラウマ治療の中で自分自身が父親の性被害者だったことも分かった。
「幼稚園の頃、お風呂で父に口淫性交をさせられた記憶がよみがえりました。今でも状況を思い出します。苦しくて嫌だったので、解離状態になりました」
◆漫画を連載することで自分も救われる
診断されてから、1年半後に『セックス依存症になりました。』を連載することになったが、漫画を描くことは、自助グループ的な効果があるという。
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