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「謝って済むなら警察はいらない」コンビニで“カスハラ”した作業服の男性が我に返って土下座したワケ

日刊SPA! / 2025年2月2日 8時53分

「おめえ、何歳だよ?」
「27歳です」

 そう言った瞬間、明らかに男性客が“ハッ”と我に返ったそうだ。

「お客様が態度を一変させて、『すまなかった!』と土下座したんです。ワケがわからず驚きましたが、『年齢がひとまわり以上違う若いモンに俺は何をやっているんだ』と。客観的に考えても変な光景ですよね。すぐに頭をあげるようにお願いしました。そこからは、仕事関係でいま置かれている厳しい状況など、身の上話を延々と聞かされて……」

 男性客はいろいろなストレスを抱え、精神的にも不安定だったのだろう。

 とはいえ、佐藤さんにはどうすることもできない。「次回来店時にコーヒーをご馳走します」と約束し、その場から解放された。結局、男性客が店まで顔を出すことはなかったという。

「元を辿れば店側にも非があったことは事実ですが、深夜に呼び出して不当な要求をすることは迷惑と言わざるをえません」

 日常生活に欠かせない存在のコンビニ。しかしその裏では、従業員たちの苦労も大きいのだ。私たちは「お客様」として、どのように振る舞うべきなのか。いま一度考えてほしい。

<取材・文/藤井厚年、日刊SPA!取材班>

【藤井厚年】
明治大学商学部卒業後、金融機関を経て、渋谷系ファッション雑誌『men’s egg』編集部員に。その後はフリーランスで様々な雑誌や書籍・ムック本・Webメディアの現場を踏み、現在は紙・Webを問わない“二刀流”の編集記者として活動中。若者カルチャーから社会問題、芸能人などのエンタメ系まで幅広く取材する。趣味はカメラ。X(旧Twitter):@FujiiAtsutoshi

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