山奥で看板を掲げるだけで“時給1万円”の謎バイト。歯の少ない老人に「車に乗れ」と言われ…――仰天ニュース傑作選
日刊SPA! / 2025年2月2日 8時45分
世の中に数多存在する“怪しげなアルバイト”。それらは得てして求人サイトには掲載されず、人づてに紹介されるケースが多いはずだ。だからこそなのか、一般常識が通用しない世界に足を踏み入れることにもなる。今回は、特殊なアルバイトを経験した2名に当時の特殊な労働環境を振り返ってもらった。(※初公開2024年3月29日 記事は取材時の状況)
◆「まともなバイトじゃない」という前提だった
倉田荘太さん(仮名・30代)は、20代前半のときに高校の同級生から奇妙なアルバイトに誘われた。
「最初から怪しかったんだよね。『金は良いけど、正直まともなバイトじゃない』って言われたし。それで1人はちょっと怖いなと思って、友達を誘ってやることにしたんだ」
早朝、集合場所に指定されていたコインパーキングに着くと、歯がまばらにしかない老人に声を掛けられた。「車に乗れ」と言われ、倉田さんと友人がハイエースに乗り込むと、同じくバイトとして参加していた他のメンバーの姿もあった。
「車に乗ったら、携帯電話を没収された上で目隠しされたんだよね。『拉致ったりしないから安心して』とも聞いていたけど、正直かなりビビった。2時間くらいそのままだったのかな……急に車が止まって」
◆仕事内容は「矢印が書いてある看板を掲げる」だけ
降りてみると、そこは山奥の獣道。手配役の老人から、持ち手付きの大きな看板とトランシーバーを渡される。看板に書かれているのは赤い矢印だけだった。
「これは何なのか聞いてみたけど、『いいから言われた通りにやれ。2度と聞くな』ってすごまれてさ。T字路で、山奥の方に矢印が向くようにして立ってろって。そこに立つのは自分1人だけで、友達は車でまた別の場所に連れて行かれた」
すると、なぜかその場所には頻繁にワゴン車が通過していく。運転手にはある共通点があったという。
「どの運転手も帽子にマスク姿だった。コロナが流行るだいぶ前のことだったし、異様な感じがしたな。それで、やってくる車は山奥に入って行くんだけど、行く時は何人も乗ってるのに、戻ってくる時には運転手だけでさ。そんな感じで何台も何台も行き来してた」
そうして看板を掲げていると、トランシーバーで連絡が入ってくる。
「『看板下ろせ!』って怒鳴られるんだよ。それで、すぐに下ろすんだけど、別に警察の車とかが来るわけでもなくて、何で下ろしたのかよくわからなかった。結局、3〜4時間だったかな? それだけで3万ももらえた。相当金の良いバイトだったけど、何のためにやったのかは一切教えてもらえなかった。いまだに何かヤバイことをやらされてたんじゃないかって怖くなる時があるんだよね」
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