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凍結した路面で“あおり運転”してきたSUVに天罰。パトカーと救急車、レッカー車が来る事態に…

日刊SPA! / 2025年2月3日 8時53分

「ハイビームうぜぇんだよ! こんな田舎道に対向車なんて来ないんだから、もっと飛ばせよ! こっちは約束の時間に間に合わないだろうが……」

 これ以上、男性を興奮させることも怖いため、「ハイビームはすみませんでした。安全に道を譲りたかったのでゆっくり走りました」と説明した砂村さん。なんとかその場を収めることができたという。

◆スピードの出し過ぎでガードレールを避けきれず…

 だが、安心したのも束の間……。坂道を下りきると、前方から大きな音がしたそうだ。

「先ほどの車と大型トレーラーが停車しているのが見えました。車はガードレールに突っ込んでいて、トレーラーは無事のようでした」

 男性は先を急いだ挙句、避けきれずに“自爆事故”を起こしたのだという。

「私は、『時間とスピードは守らなきゃ。車は冷静に乗りましょう』と心の中で思いました。この事故の目撃者になりたくなかったので、途中で脇道をUターンして自宅に帰りました」

 事故があった道は、片側一車線で普通自動車がスレスレでしか通れない箇所があるそうだ。

「地元では、道が急に狭まるので、ゆっくりと走って必ず対向車をミラーで確認するのが“暗黙のルール”になっています」

◆「早く道を譲れ」と言わんばかりに近づいてくるSUV

「みぞれ混じりの雪が降った次の日は、道路が凍ってしまいます」

 兼近健人さん(仮名・40代)は、アイスバーンで運転することが多いため、スタッドレスタイヤにしている。とはいえ、通勤時間帯は気温も低く、路面が濡れているだけなのか凍っているのか見分けがつかない状況だという。

 通勤ルートは山間部を通る片道一車線。雪で見づらい場所もあるが、センターラインは黄色で追い越し禁止区域だそうだ。

「道の両側には田んぼがあって、冬になるととくに滑りやすくなります。そのため、私も前を走る車も速度を落として慎重に走っていました」

 速度計を見ると、時速30キロほどで走っていたようだ。それでも、ときどきタイヤがジャリジャリと音を立て、滑りやすくなっていた。そんな中、兼近さんは、バックミラーに映る1台の車が気になっていた。

「信号で停車中に、遠くから猛スピードで近づいてくるSUVが見えました。ライトが不気味に点滅していて、まるで『早く道を譲れ』と言わんばかり……。私は思わずため息をつきました」

◆突然上がった不自然な“雪しぶき”

 兼近さんは「こんな道で飛ばすなんて正気?そのスピードで赤信号止まれるの?」と思った。

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