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肉が1枚(約100g)で「3850円」のすき焼きを実食。日本人には“魅力的ではない”と思った理由【いきなりステーキ運営会社の新業態】

日刊SPA! / 2025年2月6日 15時54分

おいしさや満足度には個人差があることを承知で申し上げれば、100gという少量の牛肉で満足したいなら、肉のおかわりは必至。無料でついてくるごはんのおかわりだけで済ましたいのであれば、安い国産牛で十分であるということ。女性の私でさえも、肉1枚ではおなか一杯にはならず、おいしい肉をしっかり堪能したいという期待に応えるなら、最低2枚は食べたいというのが本音でした。

日本のみならず海外の傾向を見ても、肉料理はたっぷり食べたいというのは外せないポイント。すきはなで肉のおかわりをするとなると、1枚1430円(国産牛)、1970円(和牛)、3300円(ブランド和牛)ですから、気軽に追加注文できる価格とはいいがたい。

おかわりして2枚食べるなら、立派なステーキが食べられるような気もしてきますし、手取りが上がらない日本人にとっては魅力的には感じにくい。

店視点で考えると海外観光客を狙いたいところですが、生卵で肉を食べるすき焼きを苦手とする外国人は少なくありません。焼肉やステーキで食べ放題が人気を集めている現実をとらえれば、優先されるべきはブランドよりも量だと断言したい!

◆ポイント②:肉をおいしく感じるのは、非日常の食べ方

二つ目の重要なポイントは、「肉をどう食べさせてもらえるか?」ということ。すきはなでは、自分が焼くのではなく、店員が目の前にある鉄板にザラメと醤油を広げて丁寧に焼いてくれる関西風すき焼きを提供しています。これは確かにうれしいし、肉の旨味をシンプルに味わう食べ方としては最高でした。ところが、このシンプルさは裏目に出てしまう可能性も。ちょっとでも料理をする人であれば、これ、真似できそうな感じがしませんか?

ロピアグループが運営し、道場六三郎ブランドの焼肉店として注目されている「肉匠みちば」では、特製出汁を肉に揉みこんで提供する“出汁焼肉”が注目されています。ほかにも、松屋が運営する「ステーキ屋松」では、溶岩石に乗せて焼き立ての肉を提供するスタイル。いずれにしても家庭ではなかなか真似できない非日常感と価格のバランスが秀逸な店こそが、確かな人気を集めているのです。

◆ポイント③:部位選択や味変……いろいろな食べ方ができる

「また行くぞ!」という決定打に欠かせないのが、豊かな食体験ができるかどうかということ。すきはなでは、こだわり卵として「十六代真っ赤卵」という青森県産のブランド卵が提供されています。鮮やかな黄身色と甘味のあるまろやかなコクが特徴で、すぐに違いを実感できました。このおいしい卵を最後まで楽しめるように卵かけごはんを勧められ、満足度を底上げしてくれることは間違いありません。

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