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ゴミ屋敷から発見した「230万円で売れた“真っ黒のモノ”」の正体は…ゴミ清掃員芸人が語る「衝撃的なゴミ屋敷」の実態

日刊SPA! / 2025年2月8日 8時54分

ゴミ屋敷から発見した「230万円で売れた“真っ黒のモノ”」の正体は…ゴミ清掃員芸人が語る「衝撃的なゴミ屋敷」の実態

柴田さんが実際に清掃を行ったゴミ屋敷の現場  写真/柴田さん提供

 現在「ゴミ屋敷」が社会問題化している。環境省の最近の調査によれば、ゴミ屋敷であると自治体に認知されたものだけでも5千軒を超える。社会の高齢化に伴い、この数は増加することだろう。
 実は、ゴミ屋敷化するのはお年寄りの家とは限らない。若い人の住まいがゴミ屋敷になっている例は枚挙に暇がないのだ。

◆心が病むからゴミ屋敷化するとは限らない

 2016年から、ゴミ屋敷の片付けに携わってきた芸人の柴田賢佑さん。前回の記事では、想像を超えるゴミ屋敷の実態について様々な話をうかがった。続くインタビューでは、ゴミ屋敷とその住人について、より奥深いテーマに迫る。

 *  *  *

——ゴミ屋敷のエピソードをうかがって、そこの住人には、心の闇とかセルフネグレクトみたいなものがあるのかなと感じましたが……。

柴田:ごみ屋敷の住人には、たしかに心が病んでいる人もいらっしゃいます。でも、外の世界では、しっかりと社会人をしているパターンも多くて、ここが大きな謎です。ゴミ屋敷化するきっかけとして、離婚、死別、いじめに遭ってからという人は多いので、それで心を病んでしまって……というシナリオを描きやすくはあります。でも、そればかりではないのです。

 僕が仮に単身者で、すごく忙しくなったとしたら、住まいがゴミ屋敷化する可能性が高いと思います。なぜなら、もともとそういう気質を持っているからです。実際、相方と住んでいた時期は、共同スペースがゴミ屋敷化していました。

 でも、これが心の病かと言われると、どうかなのかなと思います。部屋の片付けにおいて「ここまではやる」「ここからは面倒」あるいは「キャパオーバーでやらない」という線引きが人それぞれありますよね。その許容範囲が、ゴミ屋敷化してしまう人にとっては「膝下までのゴミならOK」というだけの話かもしれません。

——精神的な影響もあるかもしれませんが、ゴミを放置しておくことにより、健康面においても悪い影響が出そうですよね……。

柴田:もちろん、ゴミ屋敷に住むというのは、衛生面などからして明らかに良いことではありません。以前、ゴールデンレトリバーが飼われているゴミ屋敷に行ったのですが、目が白内障のようになっていて、老犬かなと思ったら実はまだ2歳でした。ゴミ屋敷とは、ペットも住人もダメになっていく環境だという認識は持ってほしいです。

◆日本の豊かさも反映する「ゴミ屋敷の増加」

——ゴミ屋敷といっても奥が深いですね。

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