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「2万円あげるから…」58歳元衆院議員、12歳少女への「不同意性交」裁判。判決に対して怒りの声も

日刊SPA! / 2025年2月8日 8時53分

 午後6時21分ころに犯行現場となったカラオケ店に入店。同25分ころには、カラオケルームに入り、犯行に及んだとされている。

 その後、同店の従業員が店内を巡回していたところ、カラオケルームのドアにある窓から、被告人が裸のAさんにまたがっているのを確認。店長に報告し、犯行が発覚した。

◆犯行が発覚した経緯

 犯行が発覚したのは、従業員の「記憶」と「機転」からだった。このカラオケ店では、利用する前に氏名や電話番号などを申告するという。従業員が記入を促すと、被告人は「イワタタクミ」と偽名を使い、電話番号などを記入した。

 その際、従業員は名前と電話番号を見て、以前利用したことのある人物であることを思い出したようだ。

「(被告人が)前に来たことを記憶していました。イワタタクミと記載していて不審に思って、(受付に近いカラオケルームに)案内しました」(従業員の調書)

 従業員はとっさの機転で、従業員や利用客の通行が多いカラオケルームに案内することに。その後、従業員がそのルームを通った際に、ドアの小窓から確認したところ、被告人が犯行に及んでいたのだ。

◆犯行否認から一転した理由

 2024年12月24日に開かれた第2回公判では、被告人質問が行われた。被告人によると、逮捕直後は犯行を否認していたというが、弁護人に否認から一転した理由について問われ、こう答えた。

「(犯行を認めた理由は)検察官とのやりとりで、被害者の心情を思ったからです」

 検察側の冒頭陳述などによると、犯行直後の被告人は、カラオケ店の110番通報で臨場した警察官からの職務質問に素っ気ない対応をしていたという。警察官が交番への任意同行を求めたものの応じず、被告人の氏名が書かれた名刺を警察官に渡して、その場を立ち去っている。

 だが、勾留中は自身が犯した罪の重さに連日向き合っているといい、社会復帰後について「今までの経験を生かせる場で働きたいです」と語った。

◆「小児性愛者なのか」という質問も

 一方、検察側からは被告人の犯行の悪質さを指摘する厳しい質問も。「事件当時、なぜ被害者に声をかけたのか」という検察側からの問いに対し、被告人は「家出かなと一旦は通り過ぎましたが、別の場所にいて声をかけてほしそうだったので、『学校は?』、『家は?』などと声をかけて、(Aさんが)家出だと知りました」と答えた。

 また、検察側はAさんの調書を引用して、被告人が「2万円あげるから遊ぼう」と言ったと指摘。児童買春の可能性の認識を被告人に問うと、「(児童買春の可能性があることを)知っていましたが、当時はこの子をほっておけないなと思いました」と振り返った。ただ、結局のところ、被告人はAさんにタクシー代として1万円しか渡していなかった。

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