「2万円あげるから…」58歳元衆院議員、12歳少女への「不同意性交」裁判。判決に対して怒りの声も

　さらに、検察側は単刀直入に「あなたは、小児性愛者なのか」と質問。その問いに、被告人は自身の教員経験を踏まえ、「そうではなく、（Aさんが）大人びていたので。教え子など子供を見てきたが、その子たちと違って、大人びていた」と小児性愛を否定した。

　＊　　＊　　＊

　そして2月3日、東京地裁（村田千香子裁判長）は懲役3年、執行猶予5年（求刑・懲役5年）の判決を言い渡した。

　だが、この判決にSNS上には「女児に性的暴行してるんだから執行猶予いらんだろ！」などと批判する投稿も散見された。

　昨今は、性犯罪のさらなる厳罰を求める声も多い。この判決が、これからの社会にどのような影響を及ぼすのだろうか——。

文／学生傍聴人

【学生傍聴人】
2002年生まれ、都内某私立大に在籍中の現役学生。趣味は御神輿を担ぐこと。高校生の頃から裁判傍聴にハマり、傍聴歴6年、傍聴総数1000件以上。有名事件から万引き事件、民事裁判など幅広く傍聴する雑食系マニア。その他、裁判記録の閲覧や行政文書の開示請求も行っている。