阪神・森下 伝説のバックスクリーン3連発の日に“3連打だけ勝利”また試合決めた
スポニチアネックス / 2024年4月18日 5時16分
◇セ・リーグ 阪神2-0巨人(2024年4月17日 甲子園)
阪神は、「伝説のバックスクリーン3連発」が生まれた「4・17甲子園の巨人戦」に2―0で競り勝ち、3位に浮上した。3回2死無走者から近本、中野の連打で好機を築き、森下翔太外野手(23)が中越え決勝2点二塁打を放った。“3連発記念日”に、この3連打のみで勝利。これでリーグトップタイとなる今季3度目の決勝打となった若き“勝利打点王”が、86年以降通算3試合目にして記念日初の甲子園G倒に導いた。
今年こそメモリアルゲームを白星で彩るべく、森下は無心になった。「4・17甲子園の巨人戦」。0―0の3回2死から近本、中野が連続右前打でつくった先制機に「何も考えていませんでした。平常心です」と高ぶる気持ちをグッと抑えて右打席へ。先発・赤星からフルカウントまで粘り、6球目の内角150キロ直球を打ち砕いた。
「1打席目、ツーシームも結構いいボールがきていたので、あの打席はバットを短く持った。真っすぐを、しっかり捉えられるように打席に入った」
準備を整え、想定通りに捉えた。打球は中堅左へ伸び、芝に足を取られてモタつく佐々木の頭上を越えた。2者が生還。二塁を蹴った森下は三塁で憤死したが、この快打が結果的に勝負を分けた。
歴史は繰り返す。思えば、39年前の「4・17」も、勝利へとつながる打球が中堅へ伸びた。1985年4月17日。1―3の7回、この夜と同じ2死一、二塁で、同じ3番・バースがバックスクリーンへ決勝3ランを叩き込んだ。以降2度あった「4・17甲子園の巨人戦」で猛虎は敗戦。38年間、封じられたままだった“記念日”の美酒の栓は、バース以来の決勝打を放った若き主砲が開いた。
「3連発とはいかなかったですけど、結果的に3連打で勝たせることはできた。チームが勝ってよかった」
森下にとっての「4・17」は別の意味も持つ。昨年、不振のためプロで初めて出場選手登録を抹消された日だ。「見直さないといけない部分はいっぱいある。(降格を)プラスに捉えないと自分のためにもならない」。そう決意して鳴尾浜から出直し、自力で大観衆の元へ帰還した。秋の日本一にも貢献し、今や虎に欠かせないピースとなった。
そんな背番号1が次に狙いを定めるのは、令和の3連発。「きっかけを自分からつくれれば大山さん、輝さんが続いてくれる」。“ドラ1トリオ”の競弾実現で新たな伝説を築きあげるべく、言葉に力をこめた。
ウル虎の戦闘服を身にまといながら、連続2得点以下は9試合まで伸びた。「この甲子園6連戦、(残りを)全勝したい」と意気込む森下が、きょうこそ、よどんだ空気を一掃する。(八木 勇磨)
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