「笑点」新メンバー 立川晴の輔を作った「上質な苦労」 家族からの“大人な”対応も語る
スポニチアネックス / 2024年4月18日 13時33分
日本テレビの演芸番組「笑点」(日曜後5・30)の大喜利メンバーとなった立川晴の輔(51)がこのほど、都内で取材に応じた。スポーツ紙など集まった報道陣に「あそこに並んでいることが当たり前になるような存在にならないといけない」と意気込みを語った。
メンバー入りしたことは家族にも発表直前まで言わなかった。反応はさまざまだったようで「大学生の娘は“死ぬなよ”、大学院生の息子からは“合わなかったら辞めてもいいんだからね”と言われました。うちの子供は大人でした」と告白。妻からは「大丈夫?私もまだ働いているから」と言われたことも明かし、笑いを誘った。
師匠である立川志の輔(70)に電話口で報告した際には「ずっと重低音でアドバイスなどをしてくださった師匠の、“お~っ!”という今までに聞いた事のない高音を聞いた。初めての音域でした」と予想外の反応が返ってきたという。「喜んでくれているのは音で分かりました。入門して初めて師匠が僕のことで喜んでくれたと思います」としみじみと語った。
会見では志の輔の教えについても熱く語った。落語立川流は立川談志さんの弟子の中でもそれぞれのカラーが出るといい「うちの師匠と談春師匠はどちらかというと家元の教えを継いでおり、愛情が深め」と分析。「指示は不明確。そこを自分で考える。指示が不明確な方が人は伸びると思います」と持論を語った。
「だから入門した時にうちには“おい、お茶”という会話はなく、師匠が飲みたい時に出す。だからずっと見ているんですよ。そういうのも含めて指示は不明確ですね」と独特な気働きのエピソードを披露した。運転手を務めた時も車間距離やスピードに細心の注意を払っていたという。「師匠を不快にしないかを日々ずっと考えていました。それを続けると落語会に呼ばれた時に、お客さまが何を求めているかを感じることができるようになる」と厳しい下積みの先に待つ効果を口にした。
その上で晴の輔は修行の大変さを「上質な苦労をさせていただいている」と表現した。「その時はつらいんですよ。ところが7年後くらいにエピソードがネタに変わるんです」と語り、師匠への敬意を示した。
今後については「ここから皆さんとコミュニケーション取りながら、どうやって入っていけるか課題です」とコメント。「半年程経つと視聴者の方にも回答を読まれてしまうので、うまく短時間で変化しないといけない」とさらなる進化を誓った。
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