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DeNAの筒香 ファンに誓った26年ぶり「優勝」 ハマスタでの入団会見 9600人が応援歌「鳥肌」

スポニチアネックス / 2024年4月19日 5時33分

三浦監督(右)と握手を交わす筒香(撮影・島崎忠彦)

 DeNAに5年ぶりに復帰した筒香嘉智内野手(32)が18日、横浜スタジアムで入団会見を行った。無料で開放されたスタンドには、平日ながら9600人のファンが集結。自身がメジャーに移籍した20年以降は空き番号でもあった背番号「25」のユニホームにも袖を通した主砲は、98年以来、26年ぶりのリーグ優勝に貢献することを強く誓った。

 午後6時。雨が降る横浜の空に、久しぶりに筒香の「ファンファーレ」が響き渡った。平日ながら駆けつけた9600人が応援歌を歌う。横浜スタジアムで行われた入団会見。スーツ姿で登場して「こんにちは。正直、鳥肌が立っています。本当に素晴らしい応援歌で大好きな応援歌。興奮しています」と素直に喜びを表現した。

 19年以来、5年ぶりとなる古巣復帰。海を渡った20年以降はレイズ、ドジャース、独立リーグの球団も渡り歩き、不本意な成績が続いたが、もう心は26年ぶりのリーグ優勝を目指すチームの一員だ。今春はジャイアンツでマイナー契約のキャンプ招待選手から昇格を果たせず「ジャイアンツを退団後、日本に戻る気持ちはいまひとつ上がっていなかったのが事実」と明かしたが「毎日、練習しながら考えるうちにベイスターズで優勝したいという思いが、日本でプレーするモチベーションになった」と復帰の理由を明言。「南場(智子)オーナーにも毎年、心を動かされる言葉をかけていただいた」と節目で連絡を取っていたことも明かした。

 09年ドラフト1位で入団し、16年に本塁打と打点の2冠に輝くなど19年まで205本塁打を放った長距離砲もメジャーではわずか18本塁打。「アメリカで生きるか死ぬかの毎日を過ごしてきた。それは僕の財産」と力を込める。帰国決断後は複数球団が手を差し伸べてくれたが、熱心にラブコールをくれた巨人には15日に丁重に断りを入れた。最終的に背番号25をここまで空き番号で待ち続けた古巣への愛が、男を突き動かした。

 チームは開幕から波に乗れず現在7勝9敗。渡米後に入団した牧を大黒柱に、今季はドラフト1位で横浜高の後輩、度会も奮闘する。「牧選手も素晴らしい選手で、度会選手は誰が見ても魅力ある選手。でもポジションを獲りにいく。それだけ」と誓う。特別扱いは自らも望んでいない。

 今後は2軍戦に出場し、1軍昇格のタイミングを探る。「応援歌を聞いた時の気持ちの高ぶりは渡米前と変わらない。最後に最高の喜びに満ちあふれるように必死にプレーする」。ファンの前で誓ったリーグ優勝を、そのバットで現実にする。(大木 穂高)

 ≪三浦監督がサプライズ登場≫会見には三浦監督がサプライズで登場。雨男で有名な指揮官は「すみません、雨降らしてしまいまして…。来るのやめようかなと思ったんですけど、筒香が帰ってきてくれたので」と語って笑いを誘った。会うのは1月以来で、ジャイアンツを退団すると「おい、帰ってこいよ。じゃあまたな」と15秒ほどの電話をしていたという。「やはり横浜スタジアムが似合う男。大きな柱、起爆剤となって突っ走ってもらいたい」と期待した。

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