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水川あさみ 15歳の主演女優・三宅朱莉を絶賛「立ってるだけで存在感があるのが素晴らしい」

スポニチアネックス / 2024年4月20日 16時2分

映画「霧の淵」の公開記念舞台挨拶に出席した水川あさみ(撮影・小渕 日向子)

 女優の水川あさみ(40)が20日、都内で行われた映画「霧の淵」(村瀬大智監督)の公開記念舞台あいさつに出席した。

 主演の15歳・三宅朱莉、三浦誠己、堀田眞三、村瀬監督、エグゼクティブプロデューサーの河瀬直美氏とともに登場した水川。作品の舞台である旅館・朝日館の女将から譲り受けた着物をまとい、「2022年の春にこの映画を撮っていた。その時に撮影時に女将から頂いた着物を着て今日舞台に上がっています。本当に思い出深い作品です」と笑顔で語った。

 奈良県吉野・川上村に実在する老舗旅館を舞台に、変化を迎えた家族の時間を美しく描く本作。村瀬監督の長編商業映画デビュー作で、期待の新人女優・三宅が映画初主演を務める。

 水川は「撮影時とはめちゃくちゃ大きくなって」と三宅の成長を感じているとしみじみ。共演を経て「とてもフレッシュで、そこにいるっていう素晴らしさをお芝居しながら。立ってるだけで存在感があるのが素晴らしいな。フレッシュだからできること。私たちにはもうできない」と感想を伝えた。

 川上村に監督自ら単独で長期滞在。現地の人々との交流から作品のインスピレーションを得て、どこか懐かしく、親しみのある目線で「家族の物語」を描いた。この時代だからこそ残したい”時間”が丁寧に切り取られて映し出され、ブルガリアのソフィア国際映画祭メイン部門インターナショナルコンペティションにも選出された。

 水川は釜山での舞台あいさつで「本当に泣きそうになった」と告白。現地の若き映画クリエーターの「質問の深さ、映画への見方が日本とはちょっとちがう。上を言っていると感じた」といい、「映画に携わる私たちの課題」とかみしめていた。

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