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【叡王戦】伊藤七段、13局目で対藤井戦初勝利 11敗1持将棋の末に「1つ結果が出たことは良かった」

スポニチアネックス / 2024年4月20日 21時5分

叡王戦第2局に臨む伊藤匠七段(日本将棋連盟提供)

 伊藤匠七段(21)が藤井聡太叡王(21)=王将など8冠=に挑む第9期叡王戦5番勝負第2局は20日、石川県加賀市「アパリゾート佳水郷」で指され、先手・伊藤が87手で勝利した。5番勝負を1勝1敗のタイにすると同時に、藤井が継続した昨秋以来のタイトル戦連勝を16で止めた。

 伊藤は、対藤井戦の初勝利も13局目にして挙げた。「勝てていなかったので1つ結果が出たことは良かった。ただ、まだ番勝負は続く。引き続き頑張りたい」。小学3年の全国大会で勝ち、負けた藤井が大泣きしたことから「藤井を泣かせた男」の異名を持つ同学年は最後まで笑みを見せなかった。

 相掛かりの将棋で敗れた21年12月、新人王戦の優勝記念で当時の四段が竜王の藤井と記念対局を行って約2年半。11敗1持将棋の末に、1勝を刻んだ。昨秋竜王戦、今年2月からの棋王戦のタイトル戦でも1勝もできなかったが、一矢報いた。

 後手番の藤井が10手目、得意の角換わり腰掛け銀では定跡化された角交換ではなく、角を3段目へ1つ上がった。公式戦438局目で初めて3三金型早繰り銀の変化球を投じてきた。

 「早い段階で前例の少ない将棋になって一手一手手探りで指した」

 21、23手目に1筋の端歩を2度伸ばしたことで自身の駒組みが遅れた。「激しく動いてこられる展開になって難しい将棋だなと思った」。それでも角交換の末に先に馬をつくって相手飛車を追い、金桂交換で着実にポイントを挙げた。飛車斬りの勝負手を放ってきた藤井の攻勢を冷静に受け止めた。

 「しっかり準備をして臨めればと思う」。次局、後手番からのブレークで、王手をかけにいく。

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