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ヤマザキマリ氏 大ヒット作「テルマエ・ロマエ」の制作秘話「読み切りで終わらせる漫画だと思って」

スポニチアネックス / 2024年4月21日 16時15分

ヤマザキマリ氏

 漫画家で文筆家のヤマザキマリ氏(57)が21日放送のTBSラジオ「安住紳一郎の日曜天国」(日曜前10・00)に出演。代表作でもある大ヒット漫画「テルマエ・ロマエ」の秘話を明かした。

 ヤマザキ氏の経歴を紹介する中で、2008年の「テルマエ・ロマエ」のヒットについて触れ、パーソナリティーのTBS安住紳一郎アナウンサーが同作について「2018年ぐらいで一度」と話すと、ヤマザキ氏は「いやもう、2013年かその辺で終わっちゃって、6巻で」と説明。そのうで「もともと読み切りで終わらせる漫画だと思って描いていたんですけど、それが連載なっちゃって」とそもそも連載となることが予定外だったと明かした。

 さらに「連載になっても2巻ぐらいかなと思ってたら、ヒットしちゃったんで。“すみませんけど、あと3巻ぐらい伸ばして6巻ぐらいまで”って無理やり6巻まで伸ばした感じだったんです、終わらせたかったのに」とボヤキ。「(主人公の)ルシウスが日本から帰れないっていうシチュエーションを作って、どうしてもヒロイン出せ!っていうから、無理やり女のヒロインを出して、いろいろやっていたんですけど」と振り返った。

 それでも、今年から11年ぶりに続編「続テルマエ・ロマエ」がスタート。「もう書くことはあるまい!と思っていたんですけど、続編が…始まりまして」と苦笑。「6巻までやってくれと言われた時は、編集部から“ヤマザキさん、ここまで来たら100巻目指しましょう!”って(言われていた)。“風呂ネタで100巻って誰が書くんですか!”なんて言ってたんですけど、こうやって一旦やめて11年経った。(ネタが)たまるたまる。“全然あるわ!”と思って。風呂に入るたびに“これ使えるじゃん!”“これできる!”“あの風呂できる”ってなっちゃて、“これは出さないとヤバいな”と思って。それで続編ということで」と続編制作の経緯を明かした。

 「ルシウスも私も歳を取りました。足腰、腰椎もいろいろありますので、ルシウスも同じように身体的なトラブルを抱えている。私も今うちの旦那と(イタリアを)遠距離で暮らしていますけど、ルシウスも奥さん、行方不明になってもらって。シングルファーザーとして20歳になる息子を1人で育てているんですけど、これでね、反抗期の息子で大変だっていう、あるある」とニヤリ。読まれた方には“ルシウスがこれだけ歳をとっていると感情移入しやすくていいや”とか、そういう年齢層の方が漫画を読む時代なんですよね」としみじみ語った。

 「(タイムワープ先は)今回は温泉に特化して」とも。「だって、本当に温泉は本当にバリエーション豊か。いろいろところがありすぎちゃって。それぞれの温泉が工夫をして、やりくりしながら経営している。そういうのを見ていると、応援したいのと、私がルシウスなら“このネタ絶対ローマに持ってくな”って。“このお湯沸かし装置もらった!”“このゆで卵の装置もらった!”“この湯の花もらった!”みたいな。全部もらった」と語った。

 さらに「ちなみに、4月21日は古代ローマ建国の日なんですよ。2777年前なんですけど」とマメ知識も披露。「たまたまこの日なんですけど、この日に古代ローマの話をする醍醐味というか、そんなことが感じるのは私しかいないでしょうけど」と笑った。

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