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渡辺雄太 八村塁との会話明かす 帰国決断時「珍しく僕を褒めてくれて…すごくうれしかった」

スポニチアネックス / 2024年4月21日 19時1分

渡辺雄太

 NBAで6季目のシーズンを終えた渡辺雄太(29)が21日、都内で日本復帰会見を行った。

 NBAレイカーズの八村塁とのやりとりを明かし、「僕から連絡したわけじゃないんですが…3月あたりだったかな…?試合の時、僕はチームに帯同してなくて。それまでも試合に帯同してないのは彼もわかっていて。“雄太さん大丈夫ですか?”って連絡くれたんです。来シーズンはNBAには多分いないという話をした時に塁がめずらしく僕を褒めてくれた。彼から改めて、雄太さんがやってきた6年間は凄かったと言ってもらった時はすごくうれしかった」と明かした。

 「彼がいてくれたから、僕も頑張ってこれた部分もある。同じ日本人として、自信になっていた。モチベーションになったのは間違いない」とし、八村が帰国を決断した渡辺にエールをおくったことに「彼は彼でいろんな苦労して、レイカーズで活躍している。来季が彼にとって6年目。10年とかその先もプレーしていくと思っているので、彼自身が望むなら行けるところまでやってほしい」と語った。

 渡辺は今季は2年契約を結んだサンズでシーズンをスタートしたが、出場機会を伸ばせず、今年2月にトレードで18~19年以来となるグリズリーズに復帰。3月1日の試合を最後に手首の負傷で離脱し、終盤は「個人的な理由」でコートに立たず、22試合連続欠場でシーズンを終えた。

 前日20日には自身のSNSでライブ配信し、来季のBリーグ入りを表明。既に20近いクラブが獲得に興味を示しているといい、争奪戦が繰り広げられることは必至の情勢。Bリーグ入りを決断した理由を「シンプルにバスケットが大好きだから。試合に出たい」と説明していた。

 ライブ配信で「個人的な理由」については「メンタル的なことでお休みをもらってました」と明かしていたが、現状は「メンタルは凄く回復しているし、五輪があるということで練習はずっとやっていた。体の調子としてはむしろいい」と説明していた。

 ◇渡辺 雄太(わたなべ・ゆうた)1994年(平6)10月13日生まれ、香川県出身の29歳。香川・尽誠学園高時代に全国選手権で11年から2年連続準優勝。米ジョージ・ワシントン大を経て18年にグリズリーズと契約し、日本人2人目のNBA公式戦出場を果たした。21年東京五輪では日本代表の主将を務めた。妻はフリーアナウンサーの久慈暁子。身長2メートル6、98キロ。ポジションはスモールフォワード。

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