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ハイヒールリンゴ 「頂き女子りりちゃん」マニュアルに興味津々も若い世代の犯罪意識の低さにがく然

スポニチアネックス / 2024年4月22日 16時28分

ハイヒール・リンゴ

 お笑いコンビ「ハイヒール」のリンゴ(62)が22日、カンテレ「旬感LIVE とれたてっ!」(月~金後1・50)に出演し、懲役9年の実刑判決を言い渡された「頂き女子りりちゃん」こと渡辺真衣被告(25)のマニュアルについて「30年前やったらほしいかも」と、相手の心理を読み解くテクニックの詳細に舌を巻いた。

 20歳の頃からホスト通いをして、中年男性からもらったお金をホストに注ぎ込んでいた渡辺被告。SNSでお金の引っ張り方を教えるようになってからフォロワーが急激に増えたという。ホストの助言もあり「頂き女子りりちゃんマニュアル」を作成。約3万円で1000人以上に販売した。

 小学生の時はアトピーで肌に関する誹謗中傷を受けることも多く、また父親からの虐待もあり、恵まれた少女時代ではなかった。本人は「相手がどんな人間か読み取る、見極めようとすることに敏感になり、二度とそういう思いはしたくないと思っていた」と振り返る。リンゴは「興味深い人生ではありますね。傷つくことを恐れるあまり、人を傷つける方に回ってしまうという。自分がホストにされたことをマニュアル化して、おじさんにしているということですよね」と、その動機を予想した。

 番組ではマニュアルの具体的な内容についても言及。恋愛に不慣れな中年男性に狙いを定め、相手に「お金を出すよ」と言わせるテクニックが記されていた。「あー、おぢと話すとやっぱ落ち着くなと思った、いつもありがとう」「きいてきいて、今起きたんだけどおぢの夢見たよ」という距離の縮め方に、リンゴも「うまいなあ」と思わず反応。「かっこいいとかそういう言葉を使わないわけですよね。自分がかっこいいわけではないのはわかっているので。でも落ち着くというのはアリか、となるわけだ」と感心した。番組MCを務めるフリーアナウンサーの青木源太は「きいて、きいて、というのはオジさんとしてうれしいかもしれないです。普段あまり話を聞いてもらえない、話してもらえない人は反応してしまうかも」と、自身を省みながら感想を語った。

 しかし、仲良くなると、そこから沼にはまっていく。「仲良くなったと思わせてから影を見せるように言うとリアリティーが出ませんか?このテンションの落差が大事で、気になるってさせるんです」と“ハメ方”を伝授している。最大のターゲットは「50代で出会い系アプリ始めたて。返事が早い人。独身が多い、モテたことがない、お金の使い道がない」。渡辺被告はこういうターゲットを「ギバーおぢ」と呼んでいた。

 そのテクニックに感嘆しつつもリンゴは「彼女はそこまで悪いことをした認識はないと思うんです。余っているお金をもらって、それをみんなに教えてあげて。今の若い子の罪の意識の低さを表している。懲役9年という罪を犯したという意識が彼女の中にあるのかどうか」と、SNS時代の犯罪のハードルの低さを嘆いていた。

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