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井岡一翔 流血戦上等「彼が得意とする距離で打ち勝つ」“生涯4団体制覇”弾みに最強王者エストラダ戦へ

スポニチアネックス / 2024年4月23日 5時33分

<ボクシング 井岡 会見>フォトセッションに納まる井岡(左)とフェルナンド・マルティネス(撮影・西海健太郎)

 WBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35=志成)が22日、都内で会見し、7月7日に東京・両国国技館でIBF世界同級王者フェルナンド・マルティネス(32=アルゼンチン)との王座統一戦に臨むことを正式発表した。流血戦を予告したマルティネスに対し、KO宣言し返すなど打ち合いを歓迎。引き分けに終わった22年大みそか以来の統一戦で、まだ手にしていないIBFのベルトをつかみ取る。

 悲願のスーパーフライ級での王座統一へ、井岡は静かに闘志を燃やした。「彼が得意とする距離で打ち勝って、その中で最終的にKOができたらいい」と早くも真っ向勝負の構え。「血を呼ぶかもしれない」と激闘を予告したIBF王者に対しても表情ひとつ崩さなかった。

 日本人男子初の世界4階級制覇を成し遂げながら、いまだに手にしていないのがIBFのベルト。14年5月の同世界フライ級タイトルマッチでは初黒星を喫しており「全てのメジャー団体のタイトルをそろえるという意味では、一ボクサーとして獲りたい」。“生涯4団体制覇”へ、赤のベルトを前に思いを語った。

 勝てば、かねて対戦を熱望するWBC世界同級王者フアンフランシスコ・エストラダ(メキシコ)戦にもつながる一戦。「まずこの試合でベルト2本を獲って、その後にエストラダ選手と3団体統一戦ができたらいい」と“階級最強”王者への挑戦につなげる快勝を誓った。 (伊東 慶久)

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