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【レスリング】曽我部京太郎「先に獲ってプレッシャー掛ける」日体大同期・清岡幸大郎とのW金メダル誓う

スポニチアネックス / 2024年4月23日 11時37分

パリ五輪出場権を獲得し、メダルとボードを持って成田空港に帰国した曽我部京太郎

 レスリングのパリ五輪アジア予選で出場権を獲得した男子グレコローマンスタイル67キロ級の曽我部京太郎(ALSOK)が23日、キルギスから成田空港に帰国。記念のメダルをボードを手に、「勝った瞬間はうれしい気持ちだったが、帰国して今は次へという気持ち。パリで金メダルを獲るのが目標なので、燃えている」と晴れやかな表情で語った。

 大会では初戦から無失点で連勝すると、代表決定戦ではカザフスタン選手に11―2で快勝した。昨年9月の世界選手権では、3回戦で東京五輪王者のゲラエイ(イラン)と対戦し、同選手の兄が試合中にペットボトルを投げ入れたために試合が中断。攻勢だった流れを断ち切られ、結果的に10―11で敗戦していた。それでも言い訳にせず、「負けたことが悔しくて、もっと強くなろうと思えた」と曽我部。五輪本番でゲラエイにリベンジする機会もつかみ、「パリで戦いたい」と宣戦布告した。

 愛媛出身で、日体大で同期だった高知出身の男子フリースタイル65キロ級・清岡幸大郎とは幼少期から成績を競い合った間柄。大学進学後はスタイルこそ違うが、スパーリングを行うこともあるという。今大会では清岡が2日早く五輪切符を獲得し、「(宿舎ホテルの)部屋まで来てくれて、獲って来いよと言ってくれた」と背中を押されたことを明かした。五輪本番では曽我部の出番が先で、「先に金メダルを獲って、プレッシャーを掛けたい」と話し、にやりと笑った。

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