太田光代社長明かす トラブル渦中のウエストランド河本 太田光に諭され「真剣に受け止め」反省の弁表明へ

太田光代社長

　芸能事務所「タイタン」の太田光代社長が24日、タクシー運転手とトラブルを起こした、お笑いコンビ「ウエストランド」の河本太（40）について語った。「タクシー運転手の方に本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した上で、トラブルの状況と事務所の対応を話した。

　JR品川駅付近の路上で20日夜、タクシーを待っていた河本がタクシーの車体を蹴り上げ、注意に出てきた運転手とトラブルになったと23日夜に「文春オンライン」が報じた。

　光代社長はスポニチアネックスの取材に、22日にウエストランドの2人を自宅に呼び、マネジャー、自宅にいた太田光を交えて緊急会議を開催したことを明かした。全員が河本の振る舞いに憤慨していたといい、内容は明かせないというが、太田が自身の思いを河本に伝えたという。その様子を見ていた光代社長は「河本は真剣に聞いて受け止めてました。一緒にいた井口もうなずいていました」と語った。事務所の大先輩で憧れの存在でもある太田の言葉が響いたようだ。

　今後については「何らかの形で本人に反省の弁を述べる機会を用意して、お酒をやめることを誓ってもらう予定です。大勢の人の前で言った方が効果があると思います」と、河本本人の口から謝罪と反省、断酒宣言をさせるとした。

　光代社長によると、タクシー乗り場ではない所にいた河本が、客を降ろしたタクシーに乗せてもらおうとしたが、ドアが閉じたことで、乗車拒否されたと勘違いし、車体を蹴ってしまった。河本は当時、酒に酔っていて、降りてきた運転手ともみ合いになり、腕にかみつくなどした後で運転手に押さえつけられるなどして歯が3本折れた。その後、駆けつけた警察官に2人とも連れて行かれ、警察署で事情聴取を受けたが事件化にはならず、双方が納得する形で「けんか両成敗」という状況になったという。

　現在、河本は顔に傷がある状態で「表に出る仕事をしている以上、醜い姿では出られない」とし、仕事を休んでいるが「メイクなどで傷を薄くできるようになれば」復帰する見込み。

　河本に腕をかまれるなどしたタクシー運転手に対して、「早くケガが治られることを願っています。治療費も完全に補償させていただきます」とし「申し訳ありませんでした」と謝罪の言葉を口にしている。