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テレ東ドラマ「95」(4) 「95年」を引き立てる安田顕の繊細演技

スポニチアネックス / 2024年4月25日 7時1分

成長した未来の主人公として語り部を務めた安田顕

 テレビ東京ドラマ「95」(月曜後11・06)は1995年と2024年の2つの時間軸でストーリーが展開されていく。現代パートで45歳になりカラオケ会社で働く主人公を演じるのが安田顕(50)だ。桜井ユキ(37)演じる謎の音楽ライターに自らの過去を告白していくことで物語は展開されていく。

 倉地雄大プロデューサーは「2人が当時を振り返ることでストーリーに縦軸がちゃんと走り、95年がよりエモーショナルに感じられる」と劇中で2人が果たす役割を説明。「現代パートが視聴者の興味をちゃんと引きつけることで、より95年がどうなるのか気になる仕組み。安田さんの目線だけの芝居や細かい芸達者な部分、桜井さんのミステリアスな演技が見ていて面白く、見入ってしまう部分が多々あります。2人には凄く助けられました」と演技を絶賛した。

 原作の小説で描かれた現代パートは2015年の設定だが、ドラマでは2024年に変更。「企画したのがコロナの時期だったので、コロナを絡めて描くのも面白いと思い、原作の早見和真先生に現代パートを24年にすることを相談させてもらいました」と倉地氏。作り込まれた現代パートが95年の青春をより引き立てていく。(続く)

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