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【木更津巡業】大の里が約7分間のぶつかりで砂まみれ 師匠の弟弟子、高安「愛のムチ」に「ありがたい」

スポニチアネックス / 2024年4月25日 17時31分

ぶつかり稽古で息も絶え絶えの大の里(中)

 大相撲春巡業が25日、千葉県木更津市で行われ、20歳未満の幕下以下力士との飲酒で厳重注意処分を受けた幕内・大の里(23=二所ノ関部屋)がぶつかり稽古で約7分間、砂まみれになるまでもがき続けた。

 朝稽古は幕内・朝乃山らと10番取って7勝3敗。ぶつかりは「自分がお願いしました」と幕内・高安の胸を借りた。腰の重い高安が負荷をかけて残したため、なかなか押し切れない。徐々にスタミナも切れ、動きが散漫になり、転がされてもなかなか立てない。土俵下の照ノ富士から「(高安を)待たせるなよ!」と叱責されながら、必死に腰を下ろした。

 通常より長めの7分間。処分を受けてから初めての巡業で不安もあったと漏らすが「いろいろありましたけど、巡業に参加させていただいているので、残りもしっかり稽古をしていきたい」と話した。

 この日は来場者の熱い声に背中を押された。「たくさんの方々から声援をいただき、ファンの存在が身にしみました。砂だらけになって頑張っている姿を見ていただいて、信頼を取り戻すことが一番。必死に稽古するだけです」と殊勝な表情だった。

 

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