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阪神・青柳 「自分の実力不足」投手に押し出し四球…チームは球団記録更新15戦連続被本塁打なしも

スポニチアネックス / 2024年4月27日 5時16分

<神・ヤ>4回、小川に押し出し四球を与えた青柳(撮影・奥 調)

 ◇セ・リーグ 阪神2-8ヤクルト(2024年4月26日 甲子園)

 青柳は快投の予感が漂った立ち上がりからまさかの暗転だった。今季最悪の5失点で、同最短の3回1/3降板。味方の拙守で背負った窮地で踏ん張ることができず、ヤクルト打線につかまった。

 「特に自分が悪いというよりはバッターがうまかった。実力不足というか、運がなかったというか。本当に結果として打たれてしまったという反省です」

 初回は持ち味のゴロアウト3つで打者3人斬りの好発進を切りながら苦しんだ。2回は1死から3連打を浴びて先制点を献上するなど2失点。主導権を握られ、4回に落とし穴にはまった。

 無死一、二塁から武岡の遊ゴロで併殺を狙った木浪がファンブル。無死満塁で投手の小川にはストレートの押し出し四球で追加点を献上した。続く西川の中犠飛では中継プレーで本塁送球をためらった木浪がボールを投げ損ねて一塁方向へ転がる間に二、三塁へピンチは拡大。丸山和に左前適時打を浴び、87球で交代を告げられた。「守備うんぬんより自分の実力不足。打たれすぎなんで。(木浪)聖也の守備は特に関係ない」。不完全燃焼でマウンドを去り、今季2敗目を受け止めた。

 救援陣も含めて今季ワースト8失点だった一方、15試合連続で被本塁打がなく2リーグ制以降の球団記録を更新。4回1死一、三塁で救援して回をまたいで1回2/3を無安打に抑えた漆原は「向かっていく気持ちを持って投げた」とうなずいた。笑顔なき“勲章”でも底力は示した。 (遠藤 礼)

 ○…青柳(神)の押し出し四球は今季初。昨季は4月14日DeNA戦の5回(打者・牧)、8月12日ヤクルト戦の2回(打者・サイスニード)の2度。20~22年の3シーズンは一度もなかった。

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