研ナオコ 志村けんさんとのコント秘話 「リハーサルやんないの」

研ナオコ

　歌手の研ナオコ（70）が、4日放送のTOKYO　FM「川島明　そもそもの話」（土曜後5・00）に出演。2020年に死去した志村けんさんとのエピソードを明かした。

　パーソナリティの「麒麟」川島明から「どういう縁で研さんはコントに？」と聞かれ、「ずっと、けんちゃんが長さん（いかりや長介さん）の運転手やってるころから知ってたんです。その時から面白くて、長さんに“ねえ、ドリフに入れたら？”って言ったら“人数が多いんだよ”って」と、志村のザ・ドリフターズ入りを推していたことを明かした。

　「（志村さんは）会話してて面白かった」といい、志村さんのドリフ入りが決まった時は「“やったー”と思って。“絶対に面白いから”って長さんに言ったの」と懐かしんだ。

　志村さんとのコントについて「最初から気が合ってたんで、2人でコントするときも、なんだろうな、空気がわかるっていうのかな。一応台本はあるんだけど、こういうニュアンスでくるんだろうなってすぐわかる」と阿吽（あうん）の呼吸だったという。

　「リハーサルやんないの。セットに入って、カメラマンとかスタッフが全部そこに来て、けんちゃんが全部口で動きの説明をする。どういう雰囲気でどういう感じになっていくかは分からないから、“カメラ絶対抑えとけ”って。だからカメラの台数がすごいの。取りこぼしのないように。2回目はなかった」と撮影当時を振り返った。

　川島が「志村けんさんに任せておけばっていう信頼があるんですね」とうなずくと、「そう。引っ張っていってくれるから、（志村さんは）本当にすごいの」としみじみ語った。