G大阪・宇佐美貴史がバースデー弾で先制 C大阪との大阪ダービー

＜G大阪・C大阪＞前半28分、先制ゴールを決め祝福を受け雄叫びを上げるG大阪・宇佐美（左）（撮影・後藤　正志）

　◇明治安田J1リーグ第12節　G大阪―C大阪（2024年5月6日　パナソニックスタジアム吹田）

　公式戦63度目の大阪ダービーで、この日32歳の誕生日を迎えたG大阪FW宇佐美貴史が魅せた。

　0―0の前半28分、相手のビルドアップのミスを見逃さなかった。ペナルティーエリア手前でボールを奪うと、少し右に寄せてから右足一閃。ゴール右に突き刺し、先制ゴールとなった。スタジアムを埋め尽くした青黒のサポーターの、地鳴りのような大歓声が鳴り響いた。

　しかもこの日で、J1通算250試合出場という節目。前日には「誕生日でダービーというよりは“32歳かあ”という恐怖心ですね。皆さんからしたらまだ若いと思うかもしれないですけど、16歳の終わりからやっている俺としては32で16年やん、人生の半分プロやんけ、と。まあ勝てれば何よりの誕生日プレゼントになります。自分でその勝ちをたぐり寄せるようなプレーができれば、さらに幸せな誕生日になるんじゃないかなと思います」と大一番を迎える心境を語っていただけに、大きな先制ゴールとなった。