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DeNA筒香 ドラマチック逆転V3ラン「ダイヤモンド1周している時間は特別な時間でした」万感お立ち台

スポニチアネックス / 2024年5月6日 21時56分

<D・ヤ>8回、逆転3ランを放ち迎えられる筒香(撮影・会津 智海)

 ◇セ・リーグ DeNA6―5ヤクルト(2024年5月6日 横浜)

 DeNAの筒香嘉智外野手(32)は6日、ヤクルト戦(横浜)に「6番・左翼」で先発出場。8回の2点を追う場面で逆転の3ランを放った。チームは復帰したばかりの頼れる大砲の一発で逆転勝ち。勝率を5割に戻した。筒香の復帰初戦は1号を含む3打数2安打3打点。

 ハマスタに絶叫と悲鳴がこだました。2―5で迎えた8回だった。佐野の適時打で2点差に詰め寄った後、牧が空振り三振、宮崎が四球を選び2死一、二塁と一発出れば逆転の場面。打順は6番・筒香。最高の巡り合わせで打席に立った筒香は、相手4番手・エスパーダが投じた初球の直球を振り抜いた。打球は美しいライナーで右中間席に突き刺さった。逆転の3ラン。観客が総立ちの中、背番「25」が、悠然とダイヤモンドを1周した。ベンチも総立ちの中、三浦監督も笑顔でバンザイ。2019年9月14日ヤクルト戦でこの日の先発だった石川から放って以来、公式戦では1696日ぶりとなる日本での本塁打は、最高の、忘れられない一発となった。また、メジャーからNPBに復帰した打者は筒香で15人目。初の復帰戦本塁打となった。

 筒香はインタビュアーの声が聞こえないほどの歓声を浴びて立った慣れ親しんだハマスタのお立ち台で「本当にたくさんのファンの皆さまに声援を送っていただき、力を貸していただき、本当にありがとうございました。これだけのファンの皆さんの前でプレーできることを本当に幸せだなと思ってますし、ダイヤモンドを1周している時間は、特別な時間でした」と万感の表情。「これからも毎日ハードに全力でプレーしていきます!皆さん、これからも応援よろしくお願いします」とファンに大きな声で呼びかけた。

 劇的な試合を制した三浦監督は「筒香が救ってくれました。さすがだな、と」と最敬礼。「みんな試合を諦めず、いい試合でした」と笑顔で引き揚げた。

 筒香がDeNAで公式戦の先発オーダーに名を連ねるのは、2019年9月19日の広島戦(横浜)以来、1691日ぶり。同年のクライマックス・シリーズ(CS)、10月7日の阪神戦(横浜)がメジャー挑戦前最後の先発出場だった。CSでの最後の出場からは1673日ぶり。また、6番は13年7月25日中日戦に「6番・左翼」で先発して以来。6番での本塁打は過去1本で、12年5月28日オリックス戦で金子千尋から放っている。

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