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ソフトバンク・和田 球団最年長43歳2カ月で今季初勝利 約1カ月出遅れも、自身の記録塗り替えた

スポニチアネックス / 2024年5月7日 5時46分

<ソ・日>今季初登板初先発の和田(撮影・成瀬 徹)

 ◇パ・リーグ ソフトバンク9-4日本ハム(2024年5月6日 ペイペイD)

ソフトバンクの和田毅投手(43)が6日、今季1軍初登板初先発し、初勝利をマークした。5回8安打4失点と苦しい投球だったが、打線が山川穂高内野手(32)の2打席連続アーチなどで強力に援護。和田は自身の球団最年長勝利記録を43歳2カ月に更新し、40代通算勝利数を歴代4位タイの21に伸ばした。チームは両リーグ最速の20勝到達で2位・日本ハムとのゲーム差を3・5に広げた。

 和田にとっては悔しい内容だったかもしれないが、白星は何より力になる。今季初登板で5回8安打4失点ながら打線の援護があって初白星を挙げた。

 「点を取ってもらってはすぐ取られというリズムの悪い投球になったが、野手の皆さんのおかげで何とか投げ切ることができた」

 当初は4月2日のロッテとの本拠地開幕戦に登板する予定だったが、アクシデントが重なって約1カ月も出遅れた。ようやく1軍のマウンドに立つと、帽子を取ってプレート中央を左手の指で触れて復帰を実感した。

 立ち上がりから飛ばした。初回にこの日最速145キロを刻み、無失点に抑えた。狂いが生じ始めたのは1―0の2回だった。3連打を含む4安打を集中されて3失点。さらに4回にも先頭から3連打を浴びたが、踏ん張った。無死満塁のピンチで水野を3球三振に仕留める。続く郡司に同点犠飛を許したが最少失点でしのぎ、直後の勝ち越しを呼び込んだ。小久保監督は「5回を毅(和田)がゼロで戻ってきたからこそ大量得点につながった。あの年齢となると勝利は騒がれるでしょうからね」と称えた。敵将の日本ハム・新庄監督からは「僕は47歳でトライアウトを受けたけど彼はあと12年できる。凄いしやると思うので目標を持って」とエールを送られた。

 和田本人にとってまだ復調途上で「次回はもっといい投球ができるように。しっかり練習します」と前を向いた。オフの自主トレ中に左脇腹とふくらはぎを痛め、投球バランスが崩れた。「いろいろな要因であそこまで悪くなったのは久々」。スパイクを昨年まで履いていたものに戻し、ブルペン捕手の指摘も受け入れて下半身の使い方を修正した。カムバックを果たし、自身の球団最年長勝利記を43歳2カ月に更新。40代通算勝利数を21に伸ばし歴代4位タイとなった。

 チームは2連勝で2位・日本ハムとのゲーム差を3・5差に広げた。両リーグ最速の20勝到達。快調に走るチームに頼もしいベテランも帰ってきた。 (井上 満夫)

 【和田の今シーズン1軍初登板までの経過】

 ▼2月22日 小久保監督が4月2日のロッテ戦でホーム開幕投手に起用すると公表。

 ▼同28日 西武との練習試合で初実戦。1回3安打1失点。

 ▼3月26日 ウエスタン・リーグ広島戦に先発。ゴロを処理した際に左手中指を負傷し、降板。2回2/38安打5失点。

 ▼同27日 本拠地開幕戦を回避することが決定。負傷した左手中指とは別に左手中指マメの影響も。

 ▼4月19日 ウエスタン・リーグ広島戦に先発。4回途中に左足親指裏のマメがめくれ、3回2/35安打1失点で降板。

 ▼同27日 ウエスタン・リーグ阪神戦で先発し、7回を2失点に抑え毎回の12奪三振。112球を投げる。

 ▼5月2日 倉野投手コーチが6日の日本ハム戦で今季初登板すると明言。

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