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三田佳子 唐十郎さん追悼 「お付き合いは長く続き…公私ともにいろいろありがとうございました」

スポニチアネックス / 2024年5月7日 21時5分

88年、演舞場公演「唐版おきん茂兵衛~」発表。(左から)演出の渡辺えり子(渡辺えり)、三田佳子、脚本の唐十郎

 女優の三田佳子(82)が7日、自身のブログを更新。アングラ演劇の旗手として活躍し、4日に84歳で死去した劇作家の唐十郎(から・じゅうろう、本名大鶴義英=おおつる・よしひで)さんを追悼した。

 三田と唐さんは家族ぐるみで親交があり、2000年に三田の次男・高橋祐也が覚せい剤取締法違反で2度目の逮捕をされた際には、身元引受人となった。当時、唐さんは「泥まみれの生活で徹底的に鍛え直す」と厳しい口調で話していた。2001年に500万円で保釈されると、「時間(保釈)をお金で買うのは演劇的じゃない。これで更生の道が振り出しに戻った」を怒りをあらわにした。

 高橋は、唐さんが主催する劇団唐組のスタッフとして入団。唐さんは高橋の舞台での俳優デビューをバックアップした。しかし、03年に退団。07年には3度目の逮捕をされた。唐さんは「自分で痛みを痛感するしかない」とコメントしていた。

 三田はブログで、「5月5日の深夜に、唐十郎さんが4日に亡くなられたと一報を受け、眠気が一瞬にして覚めました。5月4日というのは同じアングラの旗手でライバルと言われていた、寺山修司さんと同じ日です。偶然とは言い切れない、唐さんのすごみを感じます」と書き出した。

 「出会いは、1974年『幻のセールスマン』でしたね。セールスマンを渥美清さんが。その恋人やきとり屋のかっちゃんを私が演じ、2人でオートバイに乗って、赤いマフラーをたなびかせたシーンは忘れられません。演出は高橋康夫さん。当時はテレビドラマをかかないといわれていた、唐さんでしたが、高橋さんとの信頼関係により実現したテレビドラマとして話題をよびました。余談ですが、これがきっかけで、高橋と結婚しました」と結婚のきっかけにもなったことを回想。

 「そのご縁で、1988年に私の主演舞台『唐版おさん茂兵衛 逢魔が恋暦』を書き下ろしていただきました。唐さんも出演しましたよ。続いて、2006年にはシアター1010のこけら落としに、唐さんの名作『“秘密の花園”をやってほしい。三田さんなら絶対できる」と、押し切られたことがわすれられません。膨大なセリフと、出ずっぱりの2役で、7キロも痩せました。私にも唐さんに共通する、アングラ精神があったんですね。ちなみに唐さんは毎日のように劇場に来ておられましたよ。心配だったのかしら」と懐かしんだ。

 「お付き合いは長く続き、花園神社での公演をたくさんみせてもらいました。公私ともにいろいろありがとうございました」と感謝し、「紅テントの中で、丁度居合わせたプロのカメラマン眞下(ましも)伸友さんに撮ってもらった、とびっきりのツーショットです。唐さん、お疲れ様。今、テントでは、大鶴美仁音ちゃんが、唐さんの『泥人魚』で奮闘中です。最後まで見守ってあげてくださいね」と結んだ。

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