浦和U23日本代表DF大畑歩夢「まずは試合に出続ける。結果が必要」 帰国後初の全体練習合流

練習する大畑（撮影・中村　和也）

　浦和は8日、さいたま市内で11日の敵地・新潟戦に向けた練習を報道陣や一般に公開した。

　パリ五輪予選兼U―23アジア杯カタール大会から帰国後、初めてチームの全体練習に合流したDF大畑歩夢（23）はフルメニューを消化。「（優勝した）実感とかは気にせず、チームのために」と話した。

　16年以来4大会ぶり2度目の優勝を果たしたアジア杯では6試合中4試合で先発出場。フル出場したUAE戦ではMF川崎颯太（22＝京都）のヘディングシュートをアシストした。デュエルでも攻め切る姿勢を見せて存在感を発揮し「（Jリーグでも）できると思う」と力強く語った。

　今季のリーグ戦では5試合に出場し、1試合の先発にとどまっている。「（五輪代表のことは）1回忘れて気にせずにやりたい」と切り替え、「まずは試合に出続ける。結果が必要。自由にやりたい」と得点＆アシストを誓った。現在のチームの戦い方については「ポジションが流動的。前の選手やインサイドハーフの選手とコンビネーションできると思うと楽しみ」と見据えた。

　時差ぼけには苦しんでいる。カタールと日本の時差は6時間。「今日は6時くらいに寝た。2時くらいに起きてしまう。そこから、また寝る」と吐露。「太陽を浴びることは大事」と話し、薬を飲みながら対応していくという。

　次戦の新潟は、相手のプレッシャーを技術ではがすチーム。直近5試合の対戦成績では4勝1分けと相性抜群も、侮れない。「自分の勢いのまま数字がほしいので、そこを取りにいきたいと思う」と意気込んだ。