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北勝富士「先場所よりは力が入る」首や膝に故障抱える中…出稽古で11番こなし好仕上げ

スポニチアネックス / 2024年5月9日 6時35分

時津風部屋で大栄翔(右)と申し合い稽古を行う北勝富士(撮影・前川 晋作)

 大相撲の西前頭11枚目・北勝富士(31=八角部屋)が8日、東京都墨田区の時津風部屋へ出稽古した。

 平幕力士の申し合いに参加し、大栄翔(30=追手風部屋)、錦木(33=伊勢ノ海部屋)、御嶽海(31=出羽海部屋)、新入幕・時疾風(27=時津風部屋)の4人と計11番。強烈な喉輪や、立ち合いから四つに組みにいく相撲など幅広い取り口を見せた。「思った以上に体を動かせている」と夏場所(12日初日、東京・両国国技館)への好感触を口にした。

 時津風部屋への出稽古はこの日が2度目。伊勢ノ海部屋で錦木と三番稽古を行った日もあったという。「関取衆と稽古をすると圧力やスピードが体によみがえってくる。(番付が)上の人がいるところで、負けてもいいから自分の相撲を取りきることが大事」と本場所に照準を定めた調整方法を明かした。

 小結だった昨年九州場所から3場所連続負け越し中だが、昨年名古屋場所では優勝決定戦も経験している実力者。首や膝に故障を抱えており十分な稽古ができない中だが「先場所よりは力が入るような気がします」と復調の気配を見せた。

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