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照ノ富士の夏場所出場が決定!初日は新小結・大の里と対戦 2日に左脇腹肉離れから急速仕上げ

スポニチアネックス / 2024年5月10日 10時19分

夏場所の出場が決まった照ノ富士(9日撮影)

 日本相撲協会は10日、大相撲夏場所(12日初日、東京・両国国技館)の取組編成会議を開き、初日の全取組を発表した。横綱・照ノ富士(32=伊勢ケ浜部屋)の出場が決定し、初日に新小結・大の里(23=二所ノ関部屋)との対戦が組まれた。

 両膝に故障を抱える照ノ富士は昨年名古屋場所から腰痛にも苦しみ、今年の初場所で復活優勝を果たすも春場所は途中休場していた。さらに今月2日、左脇腹を負傷。本人によると軽い肉離れで、咳をした時にもともと違和感があった患部に痛みが走ったという。

 番付発表後のアクシデントにより調整は思うように進まず。師匠の伊勢ケ浜親方(元横綱・旭富士)は9日の稽古後に「トレーニングはしていても稽古ができていない。ぶっつけ本番しかない」としながらも「序盤に良い形で相撲を取れれば慣れて動きも良くなってくる。最初が肝心」と出場を前提に話していた。

 ただ「ぶっつけ」とはいえ、場所後全く実戦稽古を積めていないわけではない。春巡業では4月25日の木更津場所で大関・霧島と、27日の所沢場所で平戸海と三番稽古。脇腹を負傷して以降は実戦稽古が再開できなかったが、9日の稽古では十両・伯桜鵬に胸を出した。どれだけ残せるか、体に力が入るか感触を確認。途中から立ち合い踏み込んで実戦に近い形で相撲を取る場面もあり力強さを見せていた。

 初日の相手は新小結・大の里。勢いのある新鋭の挑戦を受けることになるが「やることは変わらない」と泰然自若の心構えを示していた。

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