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鹿島ポポヴィッチ監督「鹿島に関わる全ての人に誇りに思ってもらえる試合」 神戸との上位対決制した

スポニチアネックス / 2024年5月19日 20時53分

<鹿島・神戸>鹿島のポポヴィッチ監督(撮影・西尾 大助)

 ◇明治安田J1リーグ第15節 鹿島1―0神戸(2024年5月19日 カシマ)

 3位の鹿島は前節首位の神戸に1―0で競り勝ち、勝ち点29で並んだ。

 スコアレスで迎えた後半36分、大卒新人のDF濃野公人(22)が試合の均衡を破る決勝ゴール。守備陣は相手エースのFW大迫勇也(34)をシュートゼロに封じるなど、4月13日の京都戦以来7試合ぶりのクリーンシートを達成した。ホーム神戸戦は実に12年ぶりの勝利だった。

 真っ向からぶつかり合い、昨季王者を下した会心の内容に、ポポヴィッチ監督(56)は「全員が全てを出した試合」と総括。「今日は間違いなく、鹿島に関わる全ての人に誇りに思ってもらえる試合ができた。数々のタイトルを獲得してきたメンバー、例えば中田浩二、小笠原、柳沢、そういう方たちにも、今日はあの時の強さを思い返させるような部分は必ずあったと思う」と手放しで称えた。

 空中戦を制圧したDF植田直通(29)は「今まで失点を重ねて、チームに迷惑をかけていた。今日はゼロでいけて少しホッとした」と安堵(あんど)の表情。5失点で大敗した約1年前の苦い記憶も払しょくした。それでも「去年優勝したのは神戸。自分たちが今年チャンピオンになってこそ、借りを返せると思う。最後にチャンピオンになれるように、神戸だけでなく、目の前の一戦を戦っていきたい」と気を引き締めていた。

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